歴史・文化等の 指導資料改訂へ アイヌ民族( 2024-11-01付)
札幌市教委の佐藤圭一学校教育部長は、28日の決算特別委員会で、アイヌ民族の歴史・文化等に関する指導資料第6集の改訂を進めていることを明らかにした。
市教委は、人間尊重の教育を学校教育の基盤に据え、多様性を尊重し、子どもの権利や心のバリアフリーなど様々な人権課題について理解を深める取組を進めている。アイヌ民族について理解を深めるための教育については、教職員向けのアイヌ民族の歴史、文化等に関する指導資料第6集を発行し、子どもたちへの指導の参考として活用することを促している。
佐藤部長は、令和2年の改訂から4年が経過し、前年度から本年度にかけて小・中学校の教科用図書が採択替えとなったことを踏まえ、資料における内容の補足など、より良い資料の活用を検討していくと表明。「今後も引き続き、アイヌ民族の人々や学識経験者らの協力を得ながら、必要に応じて資料の情報を更新していくことで、アイヌ民族の歴史と文化等に関する理解を深める指導の充実につなげていく」と述べた。
米倉みな子委員(市民ネットワーク)の質問に対する答弁。
( 2024-11-01付)