札東高・河野さん、江別高・髪林さん、江別第一中・野中さん 世界を舞台に快挙達成 中島教育長 感謝忘れず努力を( 2024-11-05付)
札幌東高校(須藤克志校長)3年の河野道虎さん、江別高校(古市俊章校長)2年の髪林聖人さん、江別市立江別第一中学校(千葉則理校長)3年の野中心平さんは10月30日、道教委を訪れ、中島俊明教育長に水泳競技および空手の世界大会への出場結果を報告した。中島教育長は「指導者や仲間、保護者らへの感謝を忘れずに今後も頑張ってほしい」と激励した。
部活動や地域活動など特色ある活動に取り組み、成果を上げている生徒から、日頃の活動や活躍の様子について話を聞く「がんばる生徒さわやかリポート推進事業」として実施した。
河野さんは、8月23日にオーストラリアで開催された第10回ジュニアパンパシフィック選手権に日本代表として出場し、バタフライ200㍍競技で世界3位を獲得した。
髪林さんと野中さんは、8月2日にカザフスタンで開催された第4回ジュニア世界空手道選手権大会に出場。髪林さんは16~17歳の65~70㌔の部、野中さんは14~15歳の60㌔超級の部で共に優勝した。
この日、各校の生徒、校長ら一行が道庁別館を訪れ、道教委の中島教育長や山城宏一学校教育局指導担当局長、髙田安利高校教育課長、田口載人義務教育課長らに受賞の喜びや今後の抱負などを報告した。
河野さんは「元々メンタルが弱く、環境に左右されやすかったので、どこでも最高のパフォーマンスが発揮できるよう日々の練習から高い集中力を維持するよう意識して活動してきた。来年、大学に進学した際には、スポーツで培った知識を応用しつつ、4年後のロサンゼルスオリンピック出場を目標に精進していきたい」と意気込みを語った。
髪林さんは「自分なりの戦い方の研究や走り込みなど日々の練習を積み重ね、周りからのサポートもあり、優勝をつかみ取れた。今後も何らかの形で空手と関わり続けていきたい」と笑顔を見せた。
野中さんは「過去で一番厳しい練習をしてきたので、このような良い結果に結び付いてとてもうれしい。今回の試合でまだまだ足りない部分が見えてきたので、今後も極真空手を通して成長していきたい」と胸を張った。
報告を受け、中島教育長は、生徒たちの絶え間ない努力やつらいことを乗り越えてきた精神力をはじめ、指導者の熱心な教え、共に切磋琢磨してきた仲間やライバル、保護者の支えなど全ての力が重なって実った成果に敬意を示した。
今後は、日頃の勉強や競技で培った精神力を遺憾なく発揮するとともに、将来、社会に出て活躍できる人材になるよう期待を寄せた。
( 2024-11-05付)