札幌市 4定補正予算案
( 2024-11-22付)

札幌市 4定補正予算案

学校バリアフリー8・5億

公共施設学生料金見直しも

 札幌市は21日、28日開会の第4回定例市議会に提出する補正予算案を発表した。学校施設のバリアフリー化に8億5000万円、施設照明器具のLED化に6500万円を繰越明許として計上。条例改正案では新たに公共施設の学生料金を一般料金の半額にするなど公共料金の見直し案を盛り込んだ。

 一般会計には51億567万円を追加。補正額の総額は57億4478万円となる。

 うち学校施設改修費には9億1500万円を繰越明許として計上。内訳は市内6校におけるエレベーターやスロープの設置、トイレ改修などのバリアフリー化、20校のLED改修費で、入札不調による工期遅れを理由としている。

 条例改正案では5年ぶりに公共施設の使用料および手数料の見直しに着手。元年度から7年度までの物価高騰見込みを勘案し、概ね10%増額する。

 また、学生料金を新規導入し、これまで一般料金としていた高校生、大学生の利用料を半額に設定。札幌芸術の森、青少年科学館、豊平館などが対象で、子どもたちが継続的に文化芸術に親しむ機会を提供する。

 改正案は可決されれば、7年度から施行となる。

( 2024-11-22付)