胆振総振局と胆振局の若手職員　校内放送で感染防止啓発　休暇の過ごし方など紹介

（コロナウイルス関連 2021-02-12付）

室蘭工業高では胆振教育局の職員が呼びかけた

　【室蘭発】胆振総合振興局と胆振教育局は８日、室蘭工業高校と苫小牧南高校で、校内放送を活用し新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を呼びかけた。管内では初の取組。若手職員が事前に配布した啓発資料をもとに、学校生活での注意事項や休業期間中の過ごし方を紹介。「うつらない、うつさないために皆さんが感染症防止対策を行うことが重要」と伝えた。

　両局は５日、管内すべての中・高校７３校の生徒約１万８６００人を対象に新型コロナウイルス感染症対策における啓発資料を配布。全国的に中高生の感染者が確認され、各地で学級閉鎖などが発生していることから、あらためて学校生活を送る上での対策や、春休みなどの過ごし方を紹介した。

　啓発効果をより高めようと、若手職員の発案で、室蘭工業高と苫小牧南高で校内放送を活用して呼びかけることとした。

　当日は、室蘭工業高で教育局、苫小牧南高で総合振興局の若手職員が啓発活動を展開。

　うち、室蘭工業高を訪れた教育局企画総務課の森下鈴音主事は、登下校から休み時間、部活動などにおける感染対策を説明。春休みなどの休日の過ごし方も紹介し「感染防止対策を続けていくには皆さんの協力が必要。今一度、うつらない、うつさないを心がけてほしい」と伝えた。

　室蘭工業高電子機械科２年生の明神笙冴さんは「コロナが身近に迫っていることをあらためて実感した。休み時間なども気が緩まないよう、マスク着用をより一層心がけていきたい」と話していた。

(コロナウイルス関連 2021-02-12付)