７６９人　昨年１１月以降最低　新型コロナ　幼児児童生徒の感染（１０月）

（コロナウイルス関連 2021-11-12付）

月別児童生徒等の感染状況（クリックすると拡大表示されます）

　文部科学省は、学校関係者における新型コロナウイルスの感染状況（昨年６月～ことし１０月末）をまとめた。１０月における幼児児童生徒の感染者数は７６９人となり、１１ヵ月ぶりに１０００人を下回った。一方、一部校種で校内感染の割合が増加しており、幼稚園児の園内感染の割合は５割を上回った。

　文科省は、学校関係者に新型コロナウイルス感染症患者が発生した場合、学校の設置者に対し報告を求めている。

　昨年６月１日からことし１０月３１日までに報告のあった幼児児童生徒の感染者数は８万４２１１人。

　感染経路をみると、小学生の７０％、中学生の５７％が「家庭内感染」。高校生は３３％が「家庭内感染」、１９％が「学校内感染」となっている。

　１０月の感染者数は前月比１万１５３６人減の７６９人となり、昨年１１月の１７０１人以降最も低い人数となった。幼稚園で園内感染の割合が上昇している。

　教職員の累計感染者数は７８４３人。１０月は４９１人減の２５人だった。校内感染の割合は６ポイント増の１２％。

　同一の学校で複数の感染者が確認された事例は累計９８１３件。このうち、５人以上確認された事例は３３００件となった。

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学校関係者の累計感染者数・感染経路（クリックすると拡大表示されます）

(コロナウイルス関連 2021-11-12付)