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検索結果一覧(教職員の協力を高める学校づくり)
教職員の協力を高める学校づくり〈№28〉 先に教師の対応改善検討を 学級がうまく機能しない状況
1999年、国立教育研究所(国立教育政策研究所の前身)は、いわゆる学級崩壊の状態を「学級がうまく機能しない状況」と定義づけました。内容は「子どもたちが教室内で勝手な行動をして、教師の指導に従わず授業が成立しないなど、集団教育という学校の機能が成立しない状態が一定期間継続し、学級担任の手では問題解決...(2018-11-27) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈№27〉 心の内を話してくれる教育相談 いじめ問題の予防と対応(5)
残念ながら、いじめ問題が発生した市町村や学校の相談を受けるたびに、対応に疑問を感じ、厳しい助言をせざるを得ないことがあります。 特に、児童生徒のいじめ問題が対応の不適切さから二次障害的に保護者対学校の対立問題となるなど、いじめをした子の保護者対いじめを受けた保護者対学校、管理職と教職員の対立と...(2018-11-09) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈№26〉 変化を見抜くため適度な距離を いじめ問題の予防と対応(4)
児童生徒の変化を見抜くためには、教師の柔軟な視点とかかわりが必要です。いじめは、みようと思ってみなければ、みえないからこそ担任教師は短学活で連絡事項を児童生徒に告げるだけではなく、教室のリーダーであり、ファシリテーターであることを自覚しなければなりません。 いじめの予防のため、つぎのような様子...(2018-10-24) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈№25〉 個人面談は心理的危機回避を いじめ問題の予防と対応(3)
個人面談では、児童生徒がいじめられているのにもかかわらず状況を教師に話してくれない場合があります。重要なことは、教師へ児童生徒が心を開き話してくれる関係にあるかどうかです。 学校では、まず担任が聞き取りをすべきであるとの不文律がありますが、担任との関係が良好ではない場合はどうなるでしょうか。い...(2018-10-10) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈№24〉 良好な人間関係が重要 いじめ問題の予防と対応(2)
いじめは、みようと思ってみなければ発見することはできませんし、いつでもどこでも起こり得る問題との認識をもつべきですが、未然防止のためには、学級や部活動などその集団の人間関係がどれだけ良好な関係であるかどうかが重要です。 一般的に、いじめがどのようにして進んでいくのかを表で示しましたが、④の段階...(2018-09-28) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈No.23〉 深刻な社会問題という認識を いじめ問題の予防と対応(1)
カウンセリングの研修会で東京に出向いたとき、文科省の生徒指導担当の方と親しくお話をする機会がありました。そこで話題となった一つに「いじめの認知」がありました。 いじめは当然、あってはならないことであるものの、「いじめはないわけがない」とのスタンスで各学校は取り組んでいただきたいとの話がありまし...(2018-09-12) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈NO.22〉 温かな思いとメッセージを 「保護者召喚」やめませんか
在任時代、教職員に「保護者召喚」と言う言葉は、決して使わないようにと説明してきました。また、管内や市町村の生徒指導研修会の折々にも、その話をさせていただいています。 生徒指導上の問題が発生すると、担当の教師は該当の児童生徒の保護者に来ていただくことを「保護者召喚」ということがあります。高校でも...(2018-08-24) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈NO.21〉 長期休業中は子の状況把握を 夏休み明けが危険です
夏季休業中ですが、ことしも例年以上に暑い毎日が続いています。 言うまでもありませんが、夏季、冬季、学年末の長期休業日は、学校教育法施行令第二九条に定められおり、授業を行わない日であって、教職員にとって勤務を要しない休日ではありません。教職員にとって長期休業中は心身のリフレッシュや、普段時間がと...(2018-08-10) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈NO.20〉 本音で話し、肯定的人間関係を 実りある学級懇談会とは
一学期末のまとめとして、七月は学級懇談会を開く学校が多いと思います。 ところが、参加者が減少し固定化され、教師の口から「保護者の参加者がこれだけ少ないのであれば、学級懇談会を年一回にしたらどうでしょうか」など、学級懇談会の開催に否定的な意見が出される学校もあります。 確かに、保護者の皆さん...(2018-07-25) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈NO.19〉 日常以上に情報交流意識して 教師の教育相談を考える
一学期のまとめとなる七月となりました。あと、二週間ほどで夏季休業となりますが、中学校の部活動であれば北海道大会を目指す重要な大会が続き、高校は高体連地区大会も終了し、学校祭を数日後に控えた時期でしょうか。 また、二期制の学校は別として、小学校を含め、評価、評定に追われる時期でもあります。 ...(2018-07-11) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈NO.18〉 日常こそ若手や人を育てる機会 育成が機能しない職場は業務衰退
「あの先生が異動すると、あとはどうなるのだろう」と教職員や保護者から不安の声を聞くことがあります。学校の管理職は、その先生に代わる先生を希望しますが、なかなかそうはいかないのが人事です。 「○○さんのあとには○○さんなし」と話題になることもありますが、今回は若手を含め人材育成法について記載しま...(2018-06-27) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈NO.17〉 運動会等は児童生徒を生かす場 すべての教育活動が子を高める機会
運動会、体育大会の季節がやってきました。学芸会や学校祭(文化祭)とともに学校の二大イベントの一つです。各学校では、児童生徒が生き生きと活躍できるように、授業時数の工面をしながら特別時間を編成し、練習や準備に忙しい毎日を過ごしていることと思います。 小学校では、体育的活動の発表の機会、中学校では...(2018-06-13) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈NO.16〉 そのきまりの合理的根拠とは 集団秩序は自分たちで築き上げて
学校の常識は、社会の非常識と批判された時代がありました。私もその渦中、教職員時代を過ごしてきました。 特に問われたのは学校の決まりごとです。学校訪問の際、「この学校の○○という決まりの、根拠はなんですか」と聞くと「前から決まっているので」とか「学校の決まりごとなので」など答えに窮する場面がみら...(2018-05-30) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈NO15〉 保護者から信頼される家庭訪問とは 教師間や学校間で内容共有し交流を
授業確保のため、家庭訪問を夏季休業中へ移行した学校もありますが、北海道内の学校はゴールデンウィーク明けに予定している学校が多いように思います。今回は「保護者から信頼される家庭訪問とは」と題し、家庭訪問の目的やもち方について述べます。 最近は家庭訪問で茶の間などの部屋に入るのは、家庭のプライバシ...(2018-05-18) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈NO14〉 ゴールデンウィーク前後を乗り切る 職場見通し声かけと情報連携を
本年度のスタートが切られ、あっという間に数週間過ぎました。ゴールデンウィークを前にした今、同僚の教職員の皆さんや児童生徒に心配な様子は見られないでしょうか。 ゴールデンウィーク前後は、新しい環境に適応できず、心身に不調が現れる。何をしてもうまくいかない、食欲がない、気分が落ち込んでいる、学校に...(2018-04-25) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈No.13〉 経営案は職員間で共有化を 活動のねらいと振り返りも大切に
三十年度の教育活動が、教職員の活気にあふれた姿と、はつらつとして登校してくる児童生徒によってスタートしました。四月は出会いの月であり、新たなスタートの時です。 教育活動は前年度の活動の反省を踏まえ、校長、事務長、副校長、教頭、教職員が願う児童や生徒像、業務像を描き、教育活動が円滑に進むよう時間...(2018-04-04) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈NO12〉 教職員と双方向の意思疎通を 組織を押し上げる学校リーダー
啓発図書の中でも『できる上司とそうでない上司』『上司のリーダーシップとは』などの本がミリオンセラーになっていると聞きます。このミリオンセラー本で共通していることは、できる上司とは「仕事ができる個人的な有能な人物」を指すのではなく、「組織(人)を押し上げる人」を指すと述べていることです。 個人的...(2018-03-19) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈NO11〉 教職員の熱意が原動力に 学校改善を図る意味を考える
職場改善という言葉が教育現場でよく使われますが、教育活動や事務業務にかかわらず、人は経験年数が増え、年を取るにつれて、保守化の傾向を強めてしまいます。経験年数が増え、年齢が進むと今まで築いてきたもの、失うものが増え、適応力も低くなってしまい、言わば「既成の価値観への愛着」が増してきます。自己批判的...(2018-02-23) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈NO10〉 日ごろから積極的な声かけを 〝話が聴ける職場〟の重要性
別項にてコミュニケーションの基礎理論について説明しましたが、コミュニケーションは単なる言葉のやり取りではなく感情のやり取りです。さらに、コミュニケーションは話すことととらえがちですが、最も大切なのは聴くことであり、聴くことであなたを受け入れますという相手へのメッセージとなり、お互いに分かり合うこと...(2018-02-19) 全て読む
教職員の協力を高める学校づくり〈NO9〉 会話はねぎらいの言葉から 決めつけがトラブルの原因
対人関係の中で、相手を怒らせたり萎縮させたり能力の発揮を損なわせたりしてしまうことがあります。このような対人関係に起因するトラブルや悩みを抱えた方の相談を受けると、決まって「失礼なことを言った覚えがない」「どうして相手が憤慨するか理解できない」と自分自身の言動よりも相手の反応に疑問をもっていると話...(2018-02-09) 全て読む