札幌市教委　６年度ＣＳ導入へ　ハンドブックを作成　協議事項や委員の例など

（札幌市 2024-04-11付）

ＣＳハンドブック

　札幌市教委は、６年度から順次導入が始まるコミュニティ・スクール（ＣＳ）の充実に向けて「札幌らしいＣＳハンドブック」を作成した。各学校が円滑に導入できるよう、学校運営協議会で協議する事項、委員の例、会議の招集・開催の流れなどをまとめている。

　市教委は、小中一貫した教育における四つの視点の一つ「家庭や地域との関わり」を一層充実させ、学校が家庭や地域と一体となって子どもの育ちを継続して支えていくため、ＣＳの導入を進める方針を示している。

　２月下旬の教育委員会会議で学校運営協議会規則を制定し、４月１日から施行。６年度から１０年度にかけて、準備が整った学校から順次、学校運営協議会を設置していく。

　各学校が導入に向けた参考にできるよう、札幌らしいＣＳの概要や学校運営協議会についてまとめたガイドブックを作成。家庭や地域と共にある学校づくりに向けて活用を呼びかけている。

　学校運営協議会の導入に向け、委員の例や主な役割、会議の招集および開催、既存の会議体との関係などについてまとめた。

　また、ＣＳ導入前後に取り組むべきことを示したチェックリスト、学校運営協議会の年間スケジュールや協議内容の例、市教委の各担当課とその連絡先を掲載している。

　このほか、地域学校協働活動の概要を紹介し、ＣＳと一体的に推進することを推奨している。

(札幌市 2024-04-11付)