１定道議会一般質問（２９年３月１０日）　指導体制など維持、新しい環境を活用　八雲養護の機能移転で教育長

（道議会 2017-03-15付）

　一定道議会一般質問（十日）では、八雲養護学校の機能移転について、質疑が行われた。

　柴田達夫教育長は、同校について、「国立病院機構八雲病院の移転に伴い、三十二年度を目途に、その機能を札幌に移転することとしているが、病気や重い障がいのある児童生徒にとって、病院や学校が変わることは、極めて大きな環境の変化となることから、児童生徒にできるだけ負担が生じないように、心身への影響を十分考慮し、移転に伴う学びの環境の変化を最小限にすることが重要」との考えを示した。

　また、「移転後においても、病院と学校との連携体制はもとより、現在の教育方針や教育課程、指導体制等を可能な限り継続することとしている」と説明。「当面、併置となる札幌市立の特別支援学校との学校運営の工夫も含め、児童生徒が安心して充実した学校生活を送ることができるよう、様々な対策を講じていく」と述べた。

　さらに、「児童生徒が充実した医療体制や学びの環境のもと、安心して学校生活を送ることができるよう、病院との密接な連携や専門性を生かした指導体制など、可能な限り維持することとしている」ことを表明。

　移転後には、「これまで行ってきたＩＣＴ機器を活用した教育に加え、札幌市立校との併置を生かした合同での行事の実施や日常的な様々な交流など、新しい環境を最大限に生かすなどして、教育のさらなる充実を図っていきたい」と答弁した。

　中野渡志穂議員（公明党）の質問に答えた。

(道議会 2017-03-15付)