６年度道立高自己推薦校長　札幌北陵に加藤校長　未来の教員育成の先導に

（人事 2024-03-25付）

　道教委は６年度地域とつながる道立高校魅力化推進校長（自己推薦校長）を公表した。札幌北陵高校に弟子屈高校の加藤誠校長の配置が決定。本道の未来を担う教員の育成につながる先進的な取組を展開する。

　自己推薦校長の募集は２年度人事から開始。「地域創生に向けた道立高校の魅力化」「ＩＣＴを活用した新たな学びの実践」「働き方改革の新たな取組・実践」に意欲とアイデアを持って取り組む校長を募集して高校改革を推進することを目的とする。地域との連携体制や生徒の自己実現に向けた学びの充実など成果が表れており、道教委は今後も募集を行う方針を示している。

　今回指定を受けた札幌北陵高は、道教委と道教育大学が４年度から取り組む「みらいの教員育成プログラム」の道央圏における拠点校。高校生を対象とする学校設定科目を設定し、授業体験や大学生との交流など教員としての素養や意欲を高める教育活動を展開している。

　実施体制の確立やプログラムの改善・普及など、一層の発展に取り組む校長を募集した結果、３人の管理職から応募があった。

　昨年１１月に道教委の幹部職員による面接選考を行い、総合評点の最も高かった加藤校長が選ばれた。計画年度は３年間。道教育大と連携のもと、教員の育成につながる取組を推進する。

　全ての道立高校を対象とする「自由提案区分」にも２人の募集があったが、審査の結果、採択に至らなかった。

(人事 2024-03-25付)