留萌高と羽幌高 合同企業小平鬼鹿小 現場見学会に参加 道路の造り方分かった 重機試乗やクイズ企画など( 2024-07-26付)
【留萌発】小平町立鬼鹿小学校(酒井康有校長)の児童は17日、小平町内の工事現場で現場見学会に参加した。児童14人が、道路の造り方に関する説明や建設機械の試乗などを通して、公共工事や建設業の重要性を学んだ。
見学会を企画したのは、開発局留萌開発建設部が発注する町内の工事を受注している㈱堀口組、堀松建設工業㈱、萌州建設㈱、興北建設㈱の建設企業4社で構成する小平防災工事連絡協議会。同協議会は、留萌開建が展開する小平防災事業の工事を受注しており、今回は公共工事や建設業について子どもたちに知ってもらおうと、現場近くにある鬼鹿小に見学会を提案。留萌開建が協賛し実現した。見学会には14人の児童が参加。協議会からは計20人が指導に当たった。
はじめに、現場注意事項や小平防災事業について説明したあと、各現場について4社の現場代理人が説明した。その後、道路の造り方についての解説のほか、建設機械の試乗、クイズ企画、ドローン見学を行った。
道路の造り方の解説では、盛土や切土、排水路の施工、路盤工、舗装工など道路工事の手順を丁寧に説明した。試乗ではバックホーやタイヤショベルを計4台用意。児童は実際に操縦席に座りながら操作方法などを教わった。ある児童は「大きい重機の方が乗り心地が良い」「意外に座席が広かった」などと感想を述べた。
クイズ企画では、距離当てクイズと重量当てクイズを実施。距離当てクイズでは、児童が旗を持って10㍍の距離がスタート地点からどの位置かを予想。作業員がトータルステーションを用いて測定した。
重量当てクイズでは、荷重判別装置付きのバックホーを用いてすくい上げた土砂の重量を児童が予想。答えに最も近かった児童には、町のマスコットキャラクターおびまるのグッズが贈られた。児童はクイズを通して、測量機器や重機のことを学んでいった。
その後はドローン見学を行い、児童がドローンのカメラでライブ撮影された各現場の上空映像を通して現場見学。ドローンで記念撮影も行い、見学会は終了した。
( 2024-07-26付)