最新記事一覧(解説)
解説
【解説】性暴力防止へ中間まとめ案
こども家庭庁の検討会は6月30日、こども性暴力防止法施行に向けた中間まとめ案を了承した。子どもに関わる仕事に就く者の性犯罪歴の確認を義務付ける「日本版DBS」の詳細に加え、学校設置者や学習塾などの認定事業者で義務化される安全確保措置を規定。年内をめどに策定するガイドラインでこれらの詳細を固め、8年...(2025-07-02) 全て読む
【解説】AI活用法 脳の活動に影響
生成AIは急速に普及し、学校現場では「教材、テスト問題、お便り、通知文のたたき台の作成」など校務利用を中心に活用が進んでいる。教育活動では「英作文・英会話相手の壁打ち」「話し合う活動のアドバイス」などがあるがいまだ黎明期にあり、パイロット校を中心にした実践が今後の道筋につながることが予想される。 ...(2025-07-01) 全て読む
【解説】日本版DBSへ執行体制
こども家庭庁の準備委員会は26日、こども性暴力防止法の施行に向けた基本方針を決定した。関係組織を大幅に増強するとともに、システムの委託業者を確保し、執行体制を確立するとした。法対象になる教育・保育事業者数は約10万事業者、対象者は約280万人と膨大な数に上ることが予想され「日本版DBS」の円滑な導...(2025-06-30) 全て読む
【解説】英語教育の在り方検討へ
阿部俊子文部科学大臣は24日の記者会見で、AIの活用を含めた英語教育の在り方を検討する専門部会を設置する考えを示した。次期学習指導要領に向けて英語教育の改善の方向性を協議するほか、英語教育の意義の再整理を行う。 生成AIの登場で翻訳の精度が向上し、プロンプトに問題文を入力することで自然な英訳・...(2025-06-26) 全て読む
【解説】言語活動の充実が影響
文部科学省は英語力向上に大きく影響する要素として「生徒の英語による言語活動」「教師の英語使用」などを挙げている。授業の半分以上を英語で行っている道内の高校の割合は94・0%と全国平均の56・6%を大きく上回り、道教委は英語を使用した言語活動の充実が英語力向上に影響を与えていると分析する。 CE...(2025-06-25) 全て読む
【解説】人事異動内示 早期化を
阿部俊子文部科学大臣は20日の記者会見で、人事異動の内示時期の早期化など時間マネジメントの事例を秋までに取りまとめる考えを示した。年度当初の多忙な時期に教師の時間の「余白」を創出することがねらい。8年度の教育課程編成に間に合うよう秋までに周知する。 年度当初の4月は入学式や授業の準備、教室の環...(2025-06-24) 全て読む
【解説】ローマ字表記 ヘボン式基本に
文化庁の文化審議会国語分科会は20日、「改定ローマ字のつづり方」答申素案をまとめた。日本語に基づく訓令式から英語に基づくヘボン式を基本とし、約70年ぶりに内閣訓示を見直す方針を固めた。秋ごろに開催予定の文化審議会で文部科学大臣に答申する。 ローマ字の表記は「訓令式(例・koube)」と「ヘボン...(2025-06-23) 全て読む
【解説】環境学習が行動に影響
学校などで環境問題を学習した若者ほど、環境に配慮する取組を行う傾向にあることが日本財団の18歳意識調査で分かった。環境問題を学校などで「しっかりと学習した」と回答したグループでは88・1%がごみの分別を行っていると回答したのに対し、「学習したことがない・覚えていない」と回答したグループでは49・6...(2025-06-20) 全て読む
【解説】中学校35人学級に400億円
阿部俊子文部科学大臣は17日の記者会見で、中学校における35人学級導入に伴う教員定数約1万7000人の改善に400億円程度を試算していることを明らかにし「今後精緻な試算を行った上で必要な財源を確保していく」と述べた。 小学校の35人学級は3~7年度の5年間(道内では1年先行)で段階的に実現。国...(2025-06-19) 全て読む
【解説】現行制度で可能な工夫例
全国の小学校では、45分の単位時間を5分短縮するほか、15~20分の短時間、100分の長時間を活動の特質に応じて組み合わせるなど多様な工夫が行われている。近年週28コマに平準化する小学校が増加しているものの、平準化のイメージが持ちにくいとの声があった。 このため文部科学省は、現行制度でも可能な...(2025-06-18) 全て読む
【解説】大臣指針 秋までに策定
阿部俊子文科大臣は13日の記者会見で、働き方改革に関する文部科学大臣の指針を秋ごろまでに改定する考えを示した。8年度から策定・公表が義務化される「教員の業務量管理・健康確保措置実施計画」の目標例などを盛り込み、働き方改革の一層の推進を図る。 給特法等改正案が11日の参議院本会議で可決・成立。改...(2025-06-17) 全て読む
【解説】教科書の内容・分量精選へ
中教審のデジタル教科書推進ワーキンググループは12日、デジタル教科書の内容、検定、採択に係る論点案を審議した。紙・デジタルを問わず、教科書の内容・分量は中核的概念を重点に精選し、教材との役割分担を図っていくことを確認。検定は従来の「記述内容」と「デジタル機能」に分けて行い、機能面に関しては一定の確...(2025-06-16) 全て読む
【解説】電子書籍の導入広がる
6年度に公立学校に電子書籍を導入した全国の自治体は14・3%、公立図書館で34・8%となり、コロナ禍から徐々に上昇していることが文部科学省の調査で分かった。課題は「導入の予算確保」「人材確保・育成」が多く、公立図書館と学校図書館のシステムを連携させて解決を図る動きも現れている。 公立学校の電子...(2025-06-13) 全て読む
【解説】働き方改革へ新たな道筋
法改正の要点は①教員の処遇改善②業務量管理・健康確保措置実施計画の策定・公表の義務化③主務教諭の創設④時間外在校等時間の目標設定―の4点。 教職調整額の引き上げは昭和46年以来約50年ぶり。学級担任や特別支援教育コーディネーターなどの手当を加算し、職責と業務負担に応じた給与体系に見直す。特別支...(2025-06-12) 全て読む
【解説】25年版ものづくり白書
経済産業省、厚生労働省、文部科学省は2025年版ものづくり白書をまとめた。成長分野を中心に次世代のものづくり人材を育成・確保する必要があるとし、数理・データサイエンス、半導体人材の育成、小・中・高の特色ある教育実践も取り上げている。 白書は、ものづくりの基盤技術の振興に向けた施策に関する報告を...(2025-06-11) 全て読む
【解説】幸福度のパラドックス
ユニセフは「レポートカード19~日本の子どものウェルビーイング」を公表した。日本の子どもの幸福度の総合順位は36ヵ国中14位。このうち身体的幸福度は1位、精神的幸福度(生活満足度、自殺率)は32位、スキル分野は12位だった。報告書では身体的健康で首位を維持しながらも自殺率が上昇する日本を「両極端な...(2025-06-06) 全て読む
【解説】試験期日の順守徹底を
文部科学省は3日、8年度(7年度実施)大学入学者選抜実施要項を公表した。総合型選抜および学校推薦型選抜の教科・科目に係る個別検査を2月より前に実施する場合、小論文・面接・実技検査などの評価方法を「必ず」組み合わせることを明記。一部の大学で試験期日の違反が散見されることから、期日順守の徹底を大学に求...(2025-06-05) 全て読む
【解説】地域と共に高校魅力化を
「地元に高校がなくなると町自体も衰退してしまう」。4月の地域別検討協議会では、こうした小規模校の存続を望む声が多く上がった。今回新たに示された10年度計画において、芦別、上川、池田に地域連携校が導入されるなど、各小規模校の存続に向けた方策が検討されている。 道教委は、第1学年1学級の高校のうち...(2025-06-04) 全て読む
【解説】文科相 施設整備予算確保へ
国の学校施設環境改善交付金の未採択が全国の自治体で増加していることを受け、阿部俊子文部科学大臣は5月30日の記者会見で「各自治体の要望・実情を踏まえ、今後あらゆる機会を捉えて必要な予算総額の確保をしっかりと目指していく」との考えを示した。 同交付金は、公立小・中学校の校舎・体育館の老朽化対策、...(2025-06-03) 全て読む
【解説】デジタル人材育成へ報告書
経済産業省は5月下旬、「Society5・0時代のデジタル人材育成に関する検討会」報告書を公表した。AI時代に向けたスキルベースの人材を官民連携で育成するため、デジタルスキル情報を蓄積・可視化するプラットフォーム構築を提案。同省は今後、報告書に基づき企業の人材育成の指針になるデジタルスキル標準や情...(2025-06-02) 全て読む