札幌市立幼小中管理職の４月１日付人事　校長１２６人、教頭１４７人異動　幼稚園長は７人―札幌市教委　

（人事 2017-03-27付）

札幌市立幼小中管理職―上段・校長、下段・教頭（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、四月一日付の市立幼稚園長、小・中学校長、教頭人事異動状況を発表した。小・中学校合わせた校長の異動総数は百二十六人で、教頭は百四十七人、幼稚園長は七人となっている。

　小・中学校長の異動は前年度より三十二人多い百二十六人で、異動率は一〇・八ポイント増の四二・四％だった。

　異動の内訳は、小学校長が二十八人増の八十七人、中学校長が四人増の三十九人。異動率は小学校が一四ポイント増の四三・五％、中学校が四・一ポイント増の四〇・二％となった。

　小学校長の退職は四十六人、中学校長は十八人となっている。教頭からの昇任は小学校で四十四人、中学校で十七人の計六十一人。行政等からは小学校で二人、中学校で一人だった。昇任者の年齢は五十一歳から五十八歳までで、平均は五四・三歳となった。

　教頭の異動総数は百四十七人で前年度より三十六人の増。異動率は一二ポイント増の四九ポイントとなった。

　内訳をみると、小学校は前年度より二十七人多い九十六人で、異動率は一三・四ポイント増の四七・八％。中学校は九人増の五十一人で、異動率は九・一ポイント増の五一・五％だった。

　教頭昇任は小学校で五十三人、中学校で二十三人の計七十六人。昇任者の年齢は四十六歳から五十八歳までで、平均は五〇・六歳となっている。このうち、女性の昇任数は、小学校で前年度より八人増の十二人、中学校で二人増の二人の計十四人となった。

　また、今回は中学校の教頭二人と校長二人が小学校の校長・教頭として異動。生徒指導の充実のほか、英語の教科化を見据え、中学校のノウハウを小学校に伝えることとしている。

　なお、幼稚園長の異動は前年度より四人増の七人で、異動率は七〇％となっている。

(人事 2017-03-27付)