上士幌町３１年度予算案　ＩＣＴ教育環境を整備　社会副読本を製本

（市町村 2019-03-08付）

　【帯広発】上士幌町の三十一年度予算案がまとまった。一般会計は前年度当初比三六・六％増の百八億二千六百万円。うち、教育費は四・七％減の八億六千百万円となった。

　新規事業では、プログラミング教育推進に二百八十万円を計上し、学習教材ロボットの導入によってＩＣＴ教育環境の整備を図る。このほか、社会科副読本『かみしほろ』の製本や学校施設の改修などを行う。

　継続事業では、かみしほろ学園構想の推進や中学生用公設民営塾の開設、上士幌高校振興会への助成、各学校教育の充実を目指す。

　主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）

▽子ども医療給付＝一、八二四―高校卒業時までの医療費自己負担を無料化。所得制限なし

▽児童手当支給＝六、一四九

▽農業後継者奨学資金等支給＝九〇

▽子育て住宅建設費等助成＝二、三〇〇

▽子育て推進経費＝六五

▽発達支援対策＝五一九―特別支援教育専門員の学校への派遣

▽教育専門指導員設置＝五〇九―教育行政にかかる諸課題の解決に向け、教育相談の実施、学校教育の推進のため教育専門員を設置

▽自然環境教育推進＝八三―ひがし大雪自然ガイドセンターを活用し、小・中学生の体験活動などを行う

▽上士幌高校振興会助成＝五、二四六

▽公営塾開設＝七一八―中学生を対象とした公設民営塾（夏季・冬季講習会）を開催

▽プログラミング教育推進（新規）＝二八一―外部講師による授業研究・学習教材ロボットの導入によってＩＣＴ教育環境の整備を図る

▽小学校閉校記念事業協賛経費＝一四〇―三一年度閉校する糠平小の各種協賛事業を支援するため、閉校記念事業協賛会に対して事業にかかる経費の補助を行う

▽教職員住宅改修＝四〇〇

▽認定こども園保育料無料化＝一、〇四〇―保護者の負担軽減のため、保育料の完全無料化

▽認定こども園遠距離通園支援＝三八七

▽認定こども園給食における地場産品利用促進＝四二

▽異文化交流推進＝一、〇四〇―認定こども園にＡＬＴを配置。年少・年中に一人、年長・小学校低学年に一人配置。子育て支援センターの利用者や町内在住の外国人とも交流を図ることで、異文化にふれる機械を増やす

▽水泳プール管理運営経費＝一、六二四

▽小学校図書館図書整備＝七五六

▽特別支援教育支援員設置＝五三三―上士幌小に特別支援教育支援員二人を配置

▽小学校教育充実＝二、九八八＝少人数学級教諭一人、学校教育推進支援教員四人、専科担当教諭二人の配置および大学との授業研究連携を行う

▽社会科副読本『かみしほろ』製本（新規）＝二五七

▽中学校体育館バスケットゴール改修（新規）＝七七

▽中学校体育館トイレ等改修（新規）＝二、一六一

▽総合的な学習活動推進＝七六

▽中学校図書館図書整備＝一〇九

▽中学校教育充実＝一、五四五

▽芸術鑑賞会＝二六二

▽子どもの夢・未来応援＝二二三―子どもたちの夢を育むため、幅広い分野から講師を招き、その優れた技術や考え方に直接ふれる機械を提供する

▽コミュニティスクール（ＣＳ）＝一一三―町内すべての小中学校に設置している学校運営協議会の活動を通して、ＣＳを活用した地域とともにある学校づくりを推進

▽かみしほろ学園推進＝一、七四四―構想の理念に基づいて幼保小中高の一貫性の確立、課外活動の充実、体験活動の充実を進め、教育ビジョンの具現化を図る

▽生涯学習センター管理運営＝四、八八六―駐車場照明設置工事、空調機取り付け工事

▽スキー普及対策＝一七四―小中学生にスキー場のリフトシーズンパスポートを配布。スキー普及拡大と子どもの体力向上を図る

(市町村 2019-03-08付)