道教委　市町村立小・中の広域人事　中堅７人、若手８人異動　転出元に戻るのは１０人

（人事 2021-03-26付）

市町村立小・中学校一般教職員の広域人事異動状況（クリックすると拡大表示されます）

　道教委は、令和３年度市町村立小・中学校一般教職員の広域人事異動状況を発表した。中堅教員７人、若手教員８人の計１５人が異動。うち５人が離島人事交流の対象者で、奥尻町、羽幌町、礼文町の小学校に異動する。異動後３年を経過し、転出元の管内に戻る教員は１０人となっている。

　平成２３年度から実施している広域人事は、管内の枠を越えて教職員の全道的な適正配置を推進することで、地域における学力向上や生徒指導など教育課題の改善に取り組み、全道的な教育水準の維持向上を図ることが目的。３０年度からは、公募で離島人事交流も実施している。

　令和３年度における広域人事異動者は、前年度より７人減少し１５人。このうち、離島人事交流の対象は５人で、奥尻町、羽幌町、礼文町の小学校に異動する。

　広域人事の対象者のうち、中堅教員は７人。校種別内訳は、小学校が５人、中学校が２人。男女別では男性が４人、女性が３人。

　若手教員は８人で小学校が５人、中学校が３人。男女別では男性３人、女性５人となっている。

　広域異動では、異動後３年を経過した教員は転出元の管内に戻ることとしており、３年度の対象教員は１０人。

　このうち中堅教員は３人で、小学校が２人、中学校が１人。男女別では男性が２人、女性が１人。

　若手教員は７人。小学校が４人、中学校が３人。男女別では男性が３人、女性が４人となっている。

　道教委は「中堅教員は他管内の学校において教育実践の中核を担っていただき、若手教員については指導技術等を高め、それぞれの管内に戻ったあと、その経験を還元してもらいたい」と期待している。

(人事 2021-03-26付)