コロナ・インフル同時流行見据え　体調不良者欠席徹底を　冬季の換気対策も　道教委

（コロナウイルス関連 2022-10-28付）

　道教委は２６日、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行を見据えた今後の感染対策について関係者に通知した。今夏を上回る感染拡大の可能性を踏まえ、体調不良者の欠席徹底などの４点の対策を周知。室温低下を防ぐ冬季の換気対策のポイントをあらためて伝えた。

　感染対策の留意事項は①同時流行も想定した体調不良者の対応②３密の回避や手指衛生など基本的な感染症対策の徹底③換気対策④学校医等との連携による対策の検討・徹底―の４点。

　体調不良者の対応では、教職員、児童生徒等への日常的な健康観察と、体調が優れない場合は出勤・登校させないことを徹底するよう要請。今後、気温の低下によって窓開け等による常時換気が困難となることから、学校の感染症対策改善セミナーを踏まえたリーフレット「感染症対策強化のポイント」をあらためて周知し、必要以上の室温低下を防ぎつつ常時換気に取り組むなどの対策を求めている。

　また、コロナウイルスとインフルエンザの同時流行下における医療の逼迫回避のため、療養開始または療養後の出勤・登校の際、医療機関による検査結果や証明書を求めないよう、あらためて周知を求めた。

　コロナワクチンの接種に関しては、引き続き児童生徒や保護者の判断が尊重されるべきものとした上で、引き続き各種啓発リーフレットの校内掲示や保護者が訪れやすい場所への据え置きなどを呼びかけた。

　同時流行下における外来受診・療養の流れについては、現在道知事部局で具体的な取り扱いを検討中。近く決定する道の方針を踏まえ、校内で体調不良者が発生した際の対応の情報共有について周知する予定。

(コロナウイルス関連 2022-10-28付)