北海道家庭科教育協会　会長　佐々木貴子

（教育研究団体に聞く 2023-01-05付）

　謹んで新年のお慶びを申し上げます。皆様には、平素より本協会の研究活動に対し、ご理解とご支援をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。

　本協会は、昭和２４年に「小・中・高等学校・大学の一貫した家庭科教育を」という理念のもとに、小学校から大学まで連続して家庭科を学ぶという学習者の視点に立って発足した７０年以上の歴史を持つ研究会です。発足以来、家庭科教育に携わる教員が、それぞれの立場での実践や課題を持ち寄り、指導方法や指導内容の向上のために研鑽を積んでおります。

　前年度は、当協会はじめてのオンラインによる研究大会を開催し、成果を感じることもできましたが、教室等での授業場面を間近かで観察することの大切さも実感いたしました。以前のように研究大会が開催できることを願い、これまで以上に校種間のつながりを意識しながら、家族・家庭生活の多様化や消費生活の変化等に加えて、グローバル化や少子高齢化の進展、持続可能な社会の構築等、今後の社会の急激な変化に子どもたちが主体的に対応することができる資質・能力の育成を目指して、日々教育活動に取り組んでいく所存です。本年も皆様方の一層のご理解とご支援をお願い申し上げます。

▼新年の事業計画

▽第７１回北海道家庭科教育協会研究大会

・日時＝１月６日（金）

・オンライン開催（札幌市立大谷地小学校）

・研究主題＝よりよい生活を創る力をはぐくむ家庭科教育

・研究副主題＝生活と学びとのつながりが実感できる授業づくり

・授業実践＝中学校１～３年「Ｃ消費生活・環境金銭の管理と購入」

・授業者＝大道容子（札幌市立西陵中学校）、竹嶋モニカ（札幌市立柏中学校）、半澤亮（札幌市立中央中学校）、中城章恵（札幌市立手稲中学校）

・発表者＝吉田宙史（札幌市立明園中学校）

▽２０２３年理事会

・日時＝４月第２週目の土曜日

・会場＝未定（オンライン開催もある）

▼事務局

▽札幌市立三角山小学校（竹井恵美教諭）

(教育研究団体に聞く 2023-01-05付)