当別町　５年度予算案　ＡＩドリルを導入　プログラミング教室など

（市町村 2023-03-14付）

　当別町は２日、５年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比１・２％減の１３４億４２２万円となった。うち教育費は３６・８％減の９億５５６５万円で、構成比は７・１％となっている。

　主な事業をみると、デジタル教育推進事業に１７６２万円を充てた。新しいデジタル社会に対応できる人材を育成するため、ＡＩドリルを導入。学力・学習意欲の向上を図るとともに、プログラミング教室やデジタルリテラシーなどを学ぶ場面を設ける。

　また、食育推進事業に１６９万円を計上。給食を生きた食育教材とし、四季と旬の食べ物を結び付け、地域や姉妹都市の伝統的食文化を織り交ぜ、子どもたちが食と共に学べるよう推進する。

　主な教育関連事業はつぎのとおり。

▼未来を担う子どもたちの育成

▽食育推進（新規）＝１６９万円―地域や姉妹都市の伝統的食文化を織り交ぜ、子どもたちが食と共に学べるよう推進を図る

▽一体型義務教育学校建設＝２億２４１９万円―当別学園のグラウンド整備

▽デジタル教育推進（新規）＝１７６２万円―ＡＩドリルをはじめとしたデジタルツールの活用を推進。学力・学習意欲の向上を図りプログラミング教育やデジタルリテラシーなどを学ぶ場面を創出

▽地域部活動支援＝５０万円―移動の際に発生する経費負担の支援

▽とうべつ未来学推進（新規）＝３３万円―各町立学校で実施している独自教科「とうべつ未来学」についてキャリア教育を目的とした講演授業に係る経費等を計上し、その実施の支援

▽プログラミング教室（新規）＝３２３万円―子どもたちを対象としたプログラミング教室。デジタル知識や技術の向上を図る

▽西当別コミュニティセンター改修（新規）＝５０００万円―老朽化した西当別コミュニティセンターの配管設備改修

▽認定こども園おとぎのくに施設整備（新規）＝４億３１０９万円―認可定員の増員を目的とした園舎建替費用の一部を民間運営法人に補助することで、待機児童の発生を抑制

▽保育体制充実＝１２９６万円―保育士等の補助対象人員を従来の１人から３人に増加。保育の質の向上および保育体制の充実を図る

▽子育て支援センター西当別地区運営業務委託（新規）＝１００３万円―運営について民間活力による充実した子育て支援サービスを提供するため民間へ業務委託を実施

(市町村 2023-03-14付)