渡島小中校長会 総会・研修会　会長に西田氏 八雲小　後継者育成や働き方改革推進

（関係団体 2024-04-17付）

西田新会長

　【函館発】渡島小中学校長会は１１日、七飯町文化センターで６年度総会・研修会を開いた。会員５０人が参加し「後継者育成に向けた取組の強化」「学校における働き方改革の一層の推進」などの運営方針を確認。第１９期２ヵ年研究の推進に向け、意識を新たにした。役員改選では新会長に八雲町立八雲小学校の西田浩人校長を選出した。

　役員改選前の会長代行あいさつでは、５年度副会長を務めた西田校長が登壇。　前年度の道小学校教育研究渡島・北斗大会を振り返り「時間や目標を共有することで一体感に包まれた。つながりの持てる校長会に向け、職能を高める意識を持てるような活動が必要」と強調。「前例踏襲の活動を基本とせず“つながり”“学び”“国に声を届ける”の３点の達成に向け、足掛かりとなる一年にしたい」と抱負を述べた。

　１０人の新入会員あいさつに続く議事では、前年度の会務・決算・監査を報告。本年度の運営方針にはミドルリーダーの育成や北海道アクション・プラン第３期に向け「後継者育成に向けた取組の強化」「学校の働き方改革の一層の推進」「研修活動の推進」「持続可能な組織および活動への改善等」の４点とした。活動の重点には「新しい時代を担う渡島小中学校の学校経営の充実に努める」など７点を定めた。

　第１９期２ヵ年研究の初年度となる本年度は研究題を「未来を切り拓き豊かな社会を創り出す日本人を育成する渡島小中学校教育～令和の日本型学校教育を充実させ、変化に対応できる持続可能な学校経営」と設定。小中別研究では「知性・創造性を育むカリキュラム・マネジメントの推進と校長の在り方」「家庭・地域や校種間における連携・協働を推進する校長の在り方」の２本を柱に、１年次は「主体的・対話的で深い学びを実現するための授業改善を推進する校長の在り方」「学校の教育活動への参画を促す学校経営を推進する校長の在り方」について研究を進める案を示した。同会の研究大会は７月３０日大沼国際セミナーハウスで行う予定。

　役員改選では、新会長に八雲小の西田校長を選出した。

　本年度の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝西田浩人（八雲町八雲小）―新

▽副会長＝金澤力（七飯町七重小）、後藤正弘（北斗市大野中）

▽事務局長＝澤田真次（七飯町大沼岳陽学校）

▽監査委員＝西館純（北斗市萩野小）―新、中田和久（八雲町浜松小）―新

▽会計理事＝栁澤満（知内町知内小）

▽庶務理事＝増田正弘（八雲町八雲中）、滝本千晶（北斗市石別小）―新

(関係団体 2024-04-17付)