札幌東白石小 月寒川で環境学習 自然環境への理解深め 川の生物、植物、水質など( 2024-09-04付)
札幌市立東白石小学校(相馬慎司校長)は2日、学校近隣を流れる月寒川で外部講師を招いて授業を行った。同校4年生60人が参加し、河川調査等の専門家15人の指導のもと、川の生き物、植物、水質などを学習。身近な川での体験を通して自然環境への理解を深めた。
総合的な学習の時間の一環として行ったもの。授業は札幌市内の建設コンサルタント会社など5者((株)北海道技術コンサルタント、(株)シン技術コンサル、(株)環境テクニカルサービス、北海道開発技術センター、(株)北海道水工コンサルタンツ)が協力し、日本技術士会北海道本部エンジョイ・サイエンス研究委員会の支援によって行った。
現地調査に先立ち、7月には事前学習を実施。北海道技術コンサルタントとシン技術コンサルの職員が同校を訪問し、子どもたちに調査の事前レクチャーを行った。
この日は、同校4年生60人が「生き物」「植物」「水質」「速さ」「ごみ」など、それぞれにテーマを決めた班に分かれて調査を実施した。
生き物の調査では、講師の指導を受けてからたも網とバケツを持って川に。草の生えた水際など生き物が隠れていそうな個所に網を入れ、「オタマジャクシだ」「エビを捕まえた」などとあちこちで歓声を上げた。また、植物の調査では講師を務めた専門家から説明を受けながら、川に生育する草木の特徴を学んだ。
児童の様子を見守っていた相馬校長は「子どもたちが自ら課題を持って実施している学習。身近な川での体験を通して自然環境を学んでもらえたら」と話した。
( 2024-09-04付)