寿都町３０年度予算案　公設民営塾開設を予算化　寿都高魅力づくりの一環で

（市町村 2018-03-07付）

　【倶知安発】寿都町は二日、三十年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比八・〇％増の五十三億四千二百万円。構成比八・八％の教育費は四億七千百万円で五・九％増となった。

　主な事業では、公設民営塾開設に七百万円を計上。寿都高存続のための魅力づくりの一環として、基礎学力向上やレベルアップを図るため、公設民営塾を開設し、地元や近隣町村からの進学率を向上させることがねらい。新年度整備する地域コミュニティ施設内に開設する同塾は、ことしの冬期講習からオープンさせる予定。対象となる同町の中・高校生に加え、島牧村の中学生の受入も検討している。

　このほか、歴史・文化を通した観光など、地域資源を活用したまちづくりの拠点として整備を進める橋本家保存整備に一億二百万円を措置した。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽コミュニティ・スクール事業＝一一八

▽公設民営塾開設＝七〇〇

▽寿都中スクールバス購入＝二、四八二

▽国際理解教育＝八七九―英語教育環境整備、イングリッシュキャンプ

▽橋本家保存整備施工監理＝一、五〇〇

▽展望・防災タワー実施設計＝五〇〇

▽橋本家保存整備＝一〇、二〇〇

▽展望・防災タワー等整備＝四、五〇〇

(市町村 2018-03-07付)