本別町が英語教諭を単独任用　無料英語塾の講師を担当　小学校高学年の授業支援も

（市町村 2018-03-08付）

　【帯広発】本別町は新年度、英語教諭一人の町単独任用を計画している。小学校高学年における外国語活動を支援するほか、高校生を対象とした無料英語塾を開設し、その講師に充てる。現在雇用している外国語指導助手二人に加え、三人体制でさらなる英語教育の充実を図っていく。

　町は、本年度から英語を「本別学びの主軸」の一つとして位置付け、誰もが気軽に参加できる英語学習の場の提供に努めてきた。

　新年度からは、中学校、高校における英語の教員免許をもつ教諭を町単独で一人任用する見通し。新学習指導要領の改訂に伴い、町内小学校高学年の外国語授業の支援を行うほか、町全体で英語教育を進める観点から高校生を対象とした無料の英語塾を開設し、その講師に充てる。英語塾は、希望する高校生を対象に、放課後に週三回程度の実施を想定。公民館や町体育館を会場に開くことを計画している。

　このほか、町内の保育園や認定こども園の幼児向けの英語にふれる機会の提供を行うなど、幅広く活動する場を設ける考えだ。

　配属先は教育委員会とし、四月から本格的に活動を開始する予定。

町教委では、多様化する国際社会において、児童生徒が英語を通じて活躍する場が多いことから「将来、国際的に活躍できるよう、英語におけるコミュニケーション力を向上させたい」としている。

(市町村 2018-03-08付)