新年度からＣＳ先行実施　勇足中を核に学校づくり推進―本別町勇足地区

（市町村 2018-03-08付）

　【帯広発】本別町は、新年度から勇足地区においてコミュニティ・スクール（ＣＳ）を先行実施する。勇足中学校を核に学校運営協議会を設置し、地域ぐるみでの学校づくりや人材育成に向けた取組を推進する。本別・仙美里地区においては、三十一年度の本格実施に向け、引き続き、準備・調査を進める方針だ。

　町では、町民一人ひとりが生涯学習の観点に立ち、子どもたちとともに学びの関心を高め、ふれあい・豊かな心を育むまちづくりを推進することをねらいに、十九年に「ほんべつ学びの日」を宣言。①光風②祈風③夢風④実風―の「四つの風」のもと、子どもたちの健全な精神を育む取組を進めてきた。

　ＣＳにかかわっては、二十八年度に勇足地区、二十九年度に本別・仙美里地区において、推進委員会を立ち上げ、ＣＳ先進校への視察やＣＳにかかわるフォーラムに参加するなど、本格導入に向けた準備・調査を推進。新年度から、勇足地区において先行実施する方針を固めた。

　具体的には、勇足中を核に学校運営協議会を設置。勇足小学校と連携しながら、地域ぐるみでの学校づくりや人材育成に向けた取組を推進する。

　本別・仙美里地区においては、三十一年度の本格実施に向け、引き続き、準備・調査を進める考え。

　町教委では「〝地域の子どもは地域で育てる〟を念頭に、地域力を学校運営に活用させてもらうとともに、学校がもつノウハウを地域に還元していきたい」としている。

(市町村 2018-03-08付)