３０年度高校・中等教育・特別支援管理職人事―道教委　校長１１０人、３９．４％異動　副校長は１９人、教頭が１４０人

（人事 2018-03-26付）

公立高・中等教育・特別支援異動状況（クリックすると拡大表示されます）

　道教委は、三十年度道公立学校（高校・中等教育学校・特別支援学校）校長・副校長・教頭人事異動状況を発表した。校長は異動総数百十人、異動率三九・四％で、二十九年度比十五人、四・九ポイント減少。副校長は十九人、四六・三％で、五人、一二・二ポイントダウン。教頭は百四十人、四一・四％で、三十五人、一〇・二ポイント減少した。三十年度から役付再任用を実施。特別支援学校で校長三人、教頭三人が役付再任用となった。

　道教委は、三十年度管理職人事に当たって、高校では、広い視野で学校経営を図る観点から、普通科と職業学科との人事交流を進めた。特別支援学校では、特別支援教育に対する理解と普及を図るほか、支援体制づくりを進めるため、高校と特別支援学校との人事交流を図った。

　また、女性管理職の登用に努め、高校の女性管理職総数は三人増の二十人、特別支援学校は一人増の十四人となった。

【校長】

　高校・中等教育学校・特別支援学校を合わせて校長総数二百七十九人に対し、異動総数百十人、異動率三九・四％。十五人、四・九ポイント減少した。

▼高校・中等教育学校

　校長総数は三人減の二百二十三人。退職等（年度末退職、行政等へ転出など）は三十六人。

　異動総数は八十二人、異動率は三六・八％で、二十八人、一一・九ポイント減少した。

　現職異動数は五十三人（うち行政等からの起用三人）。

　新起用者数は二十九人（同八人）。新起用者の最高年齢は五十八歳、最低年齢は五十一歳。平均年齢は五十四・六歳で、〇・三歳上がった。

▼特別支援学校

　校長総数は増減なしの五十六人。退職等は十五人。

　異動総数は二十八人、異動率は五〇・〇％。十三人、二三・二ポイント増加した。

　現職異動数は十四人（うち行政等からの起用一人）。

　新起用者数は十四人（同一人）。最高年齢は五十八歳、最低年齢は五十一歳。平均年齢は五十三・六歳で、一・四歳若返った。

　また、三人が役付再任用として発令された。

【副校長】

　副校長総数四十一人に対し、異動総数十九人、異動率四六・三％。五人、一二・二ポイント減少した。

▼高校・中等教育学校

　副校長総数は増減なしの三十二人。校長昇任は四人。

　異動総数は八人減の十一人、異動率は二五・〇ポイント減の三四・四％。

　現職異動数は七人。

　新起用者数は四人。最高年齢は五十四歳、最低年齢は五十二歳。平均年齢は五十三・五歳で、一・八歳上がった。

▼特別支援学校

　副校長総数は増減なしの九人。校長昇任は七人。

　異動総数は三人増の八人、異動率は三三・三ポイント増の八八・九％。

　現職異動数は一人。

　新起用者数は七人。最高年齢は五十二歳、最低年齢は四十九歳。平均年齢は五十・三歳で、二・五歳若返った。

【教頭】

　教頭総数三百三十八人に対し、異動総数は百四十人、異動率は四一・四％。三十五人、一〇・二ポイント減少した。

▼高校・中等教育学校

　教頭総数は三人減の二百六十二人。退職等は三十二人。

　異動総数は百六人、異動率は四〇・五％。二十四人、八・六ポイント減少した。

　現職異動数は八十人。

　新起用者数は二十六人（うち行政等からの起用六人）。最高年齢は五十四歳、最低年齢は四十三歳。平均年齢は四十八・八歳で、一・五歳上がった。

▼特別支援学校

　教頭総数は二人増の七十六人。退職等は十四人。

　異動総数は十一人減の三十四人、異動率は一六・一ポイント減の四四・七％。

　現職異動数は二十一人。

　新起用者数は十三人（うち行政等からの起用一人）。最高年齢は五十三歳、最低年齢は四十五歳。平均年齢は四十八・一歳で、一・二歳上がった。

　また、役付再任用で三人が発令された。

(人事 2018-03-26付)