市町村立小・中管理職の異動状況　校長５０１人、３９．３％異動　初の義務教育学校副校長配置

（人事 2018-03-26付）

市町村立小中校長・教頭異動状況（クリックすると拡大表示されます）

　道教委は、市町村立小・中学校管理職の三十年度人事異動状況を発表した。小・中学校を合わせた校長の異動総数は五百一人、異動率は三九・三％で、二十九年度比三十七人、二・一ポイント減少した。教頭は五百四十六人、四二・七％。人数は一人減だったが、異動率は〇・九ポイント増加した。また、三十年度は、義務教育学校に本道初の副校長が誕生した。

▼校長

　小学校は、校長総数が十四人減の八百十七人。

　異動数は、十五人減の百九十八人で、内訳は、現職異動が百九十三人、行政等からの異動が五人。

　採用数は、十六人減の百二十一人で、そのうち、教頭からの採用が百十人、行政等からの採用が十一人。採用者の最高年齢は五十八歳、最低年齢は四十七歳。平均年齢は五十三・七歳で、〇・三歳上がった。

　異動と採用を合わせた異動総数は三百十九人、異動率は三九・〇％。三十一人、三・一ポイント減少した。

　中学校の校長総数は、十二人減の四百五十七人。

　異動数は、増減なしの百二十七人で、うち、現職異動が百二十二人、行政等からの異動が五人。

　採用数は、六人減の五十五人で、内訳は、教頭からの採用が五十二人、行政等からの採用が三人。採用者の最高年齢は五十七歳、最低年齢は四十六歳。平均年齢は五十三・二歳で、〇・一歳若返った。

　異動総数は百八十二人、異動率は三九・八％。六人、〇・三ポイント減少した。

▼副校長

　三十年度は、白糠町庶路学園に副校長が発令され、本道初の義務教育学校副校長が誕生した。

▼教頭

　小学校の教頭総数は、十七人減の八百八人。

　異動数は、十六人増の二百二十六人で、そのうち、現職異動が二百二十四人、行政等からの異動が二人。

　昇任数は、十人減の百二十三人。内訳は、主幹教諭・教諭からの昇任が百十人、行政等からの昇任が十三人。昇任者の最高年齢は五十三歳、最低年齢は四十二歳。平均年齢は四十七・三歳で、〇・一歳上がった。

　異動総数は六人増の三百四十九人、異動率は一・六ポイント増の四三・二％。

　中学校は、教頭総数が十二人減の四百七十人。

　異動数は十一人増の百三十九人で、全員が現職異動。

　昇任数は、十八人減の五十八人で、うち、主幹教諭・教諭からの昇任が五十一人、行政等からの昇任が七人。昇任者の最高年齢は五十二歳、最低年齢は四十一歳。平均年齢は四十七・一歳で、〇・四歳若返った。

　異動総数は七人減の百九十七人、異動率は〇・四ポイント減の四一・九％だった。

　三十年度は、退職した校長一人が役付再任用で小学校教頭に発令された。

(人事 2018-03-26付)