Ｑ＆Ａなどで重要性訴え　札幌市教委が家庭教育支援パンフ作成　市立幼・保・小に配布へ

（市町村 2019-03-08付）

写真や表を用いて家庭教育について記している（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、パンフレット『家庭教育支援プロジェクト』を作成した。家庭教育の重要性を市民に発信するもので、札幌国際大学の品川ひろみ教授によるＱ＆Ａなどを掲載。各区役所などに約一千部を配布する予定で、三十一年度には市立の幼・保・小学校に通う幼児児童すべての保護者等に配布することを目指している。

　市教委では、昭和三十九年度から家庭教育学級を実施するなど、「各家庭で子どもに行う教育はすべての教育の出発点」「親の育ちは子の育ち」などの考えに基づき、家庭教育を支援する取組を推進している。

　昨年十二月には、家庭教育の意義を子育て世代の市民全体へ効果的に普及し、その重要性を広く啓発するため、家庭教育の情報を発信するホームページ「さっぽろ家庭教育ナビ」を新たに開設した。

　今回、さらに家庭教育の重要性を伝えるため、パンフレット『家庭教育支援プロジェクト』を作成。内容をみると、幼児教育や子育て支援を専門とする札幌国際大学の品川教授が「学校と家庭教育、その目的や役割の違いは？」「家庭教育で大切なことは？」など、五つの質問にＱ＆Ａ形式で回答している。

　また、「家庭教育をがんばるパパ、ママへのメッセージ」と題して、「親は子どものモデルです」など三つのメッセージを掲載。家庭教育の重要性を訴えている。

　このほか、さっぽろ家庭教育ナビを紹介している。

　パンフレットは、各区役所や区民センターに約千部配布する予定。三十一年度には、市立の幼・保・小学校に通う幼児児童すべての保護者等配布することを目指している。

(市町村 2019-03-08付)