市立幼・小・中の管理職人事―札幌市教委　校長は１１４人が異動　園長１人、教頭１３２人

（人事 2019-03-25付）

札幌市立小中学校校長および教頭の人事異動状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、四月一日付の市立幼稚園長、小・中学校長、教頭人事異動状況を発表した。小・中学校合わせた校長の異動総数は百十四人で、教頭は百三十二人、幼稚園長は一人となっている。

　小・中学校長の異動は前年度より四人少ない百十四人で、異動率は一・〇九ポイント減の三八・六四％だった。

　異動の内訳は、小学校長が十人減の七十三人、中学校長が六人増の四十一人。異動率は小学校が四・六三ポイント減の三六・八七％、中学校が六・一九ポイント増の四二・二七％となった。

　小学校長の退職等は三十三人、中学校長は二十一人の計五十四人となっている。教頭からの昇任は小学校で二十九人、中学校で十九人の計四十八人。他機関・行政等からの異動・採用が四人となっている。学校統廃合・新設に伴い、校長職は二ポストの減となっている。昇任者の年齢は五十八歳から五十一歳までで、平均は五四・七歳となった。

　教頭の異動総数は百三十二人で前年度より八人の増。異動率は二・六七ポイント増の四四％となった。

　内訳をみると、小学校は前年度より五人多い九十人で、異動率は二・四九ポイント増の四四・七八％。中学校は三人増の四十二人で、異動率は三・〇三ポイント増の四二・四二％だった。

　教頭昇任は小学校で三十四人、中学校で二十一人の計五十五人。昇任者の年齢は五十八歳から四十五歳までで、平均は五〇・四歳となっている。このうち女性の昇任数は小学校で前年度より一人減の八人、中学校では前年度とより一人増の三人で計十一人となった。

　統廃合に伴い学校に勤務する教頭は減ったが、教頭相当職で他機関に勤務する者がいるため総数は前年度と変わっていない。

　なお、幼稚園長の異動は前年度より一人減の一人で、異動率は一一・一一％となっている。

(人事 2019-03-25付)