道教委・女性管理職状況調査　男女比約１割に増加　昇任は校長１９人、教頭２４人

（人事 2019-03-25付）

　道教委は、三十一年度公立小・中学校における女性管理職の状況をまとめた。女性管理職の総数は前年度と比べ十四人増の二百四十八人で、女性比率は九・九％とやや増加。管内別では留萌が一五・四％と最も高く、上川一二・八％、釧路一二・六％などと続いた。女性の昇任・採用者数は校長が六人増の十九人、教頭が二人減の二十四人となっている。

　校長・教頭を合わせた総数は三十七人減の二千五百十六人。このうち女性管理職は二百四十八人、女性比率は〇・七ポイント増の九・九％。管内別では、留萌が総数五十二人に対して女性管理職が八人、女性比率一五・四％と全道で最も高い。以下、上川が四十四人で一二・八％、釧路が二十二人で一二・六％など。

　女性の昇任・採用者数は四人増の四十三人。上川が八人と最も多く、空知が六人、十勝が五人などと続く。

　校長の総数は十八人減の一千二百五十六人。このうち、女性校長は十人増の百九人。女性比率は〇・九ポイント増の八・七％だった。

　管内別では、釧路が総数八十六人に対して女性校長が十二人で、女性比率が一四・〇％と全道で最も高い。つぎに上川が二十三人で一三・五％、留萌が三人で一一・一％など。

　校長採用者数は六人増の十九人。上川が五人、空知が三人、十勝・釧路・根室が二人などと続いた。副校長の女性管理職はゼロ。

　教頭は、総数が十九人減の一千二百五十九人。女性教頭は四人増の百三十九人で、女性比率は〇・五ポイント増の一一・〇％。管内別にみると、留萌が総数二十五人に対して女性教頭が五人で、比率が二〇・〇％と最も高い。以下、日高が六人で一四・三％、オホーツクが四人で一四・二％など。

　教頭昇任者数は二人減の二十四人。オホーツクが四人、空知・上川・十勝が三人、石狩・後志・日高・宗谷・釧路が二人、胆振が一人だった。

(人事 2019-03-25付)