２５日から１定札幌市議会代表質問　変形労働時間で質疑　小中一貫校設置も話題に

（市町村 2020-02-25付）

　札幌市議会の第１回定例会代表質問がきょう２５日からスタートする。教育委員会関係では、働き方改革の一環として変形労働時間制のほか、小中一貫校の設置など、今後の取組について質疑が行われる見通し。

　きょう２５日は川田ただひさ議員（自民党）と村上ゆうこ議員（民主市民連合）、２６日は前川隆史議員（公明党）と太田秀子議員（日本共産党）、２７日は藤田稔人議員（自民党）とたけのうち有美議員（民主市民連合）が質問に立つ。

　川田議員は、小中一貫校の設置について、市内でも統廃合など学校規模適正化がなされている中で、令和４年度から実施するパートナー指定校などの取組についても今後どのように教育の中に位置付けていくのか問う見通し。

　村上議員は一年単位の変形労働時間制の導入について教員の勤務時間の実態を踏まえた上で、どのように取り組んでいくのか、考えをただす予定。

　子どもの貧困対策として貧困世帯の子どもの現状を把握した上で、相談支援業務や子ども食堂の設置のほか、今後どのような支援を行っていくのか問う。また、新型コロナウイルス感染症対策として、学校や園など子どもの集まる場所での対策についても問う見通し。

　前川議員は、公立夜間中学の設置について札幌市以外の生徒の入学に対しての検討の有無を質問する予定。また、昨年１０月から実施している幼保無償化（幼児教育無償化）について、保育士や教員の事務負担など軽減に向けた取組について問うほか、GIGAスクール構想を踏まえ、障がいのある子どもたちに対するICTを活用した教育の取組についてただす見通し。

　太田議員は変形労働時間制の導入について考えを問うほか、子ども・子育て支援について子育て世帯の負担軽減に向けた取組について考えをただす予定。

(市町村 2020-02-25付)