岩見沢市が２年度予算案発表　保育・教育人材を確保　新規に道教育大との連携など

（市町村 2020-02-25付）

　【岩見沢発】岩見沢市は２０日、令和２年度予算案を発表した。一般会計の総額は、前年度当初比０・４％減の５０２億円。うち教育費は１８・９％減の４１億８０００万円となった。

　新規事業では、保育・教育人材確保に１９８１万円、教育大学連携に３００万円、コミュニティー・スクール促進に９６万円を措置した。

　継続事業では、保育所入所運営に１５億１７５１万円、幼稚園入所運営に５億３６２７万円を計上した。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼豊かな心と生きる力をはぐくむまち

▽子どもの医療助成＝２億１５１９万円

　乳幼児と小・中学校児童生徒の医療費を助成。

▽子ども・子育て支援＝１１５７万円

▽保育・教育人材確保（新規）＝１９８１万円

　保育士、幼稚園教諭の人材確保による保育環境の維持向上。

▽子育て総合支援センター＝１９８１万円

▽あそびの広場運営＝３２０５万円

▽栗沢認定こども園運営＝６７３４万円

▽保育所入所運営＝１５億１７５１万円

　保育料の減額・細分化によって家庭の負担を軽減。

▽病児・病後児保育運営＝１７５８万円

▽幼稚園入所運営＝５億３６２７万円

▽青少年対策＝５７９万円

　学校・家庭・地域と連携した青少年の非行防止の取組を推進。

▽青少年育成＝４３７万円

　少年の主張大会の開催、地域子ども会事業の活動支援。

▽留守家庭児童対策＝１億２２９４万円

　放課後児童クラブ等の運営および支援。

▽ブックスタート＝１７６万円

▽児童厚生施設運営＝６８２０万円

　地域見守り事業委託（新規）３０９万円、児童館・来夢２１の管理運営およびイベント等の開催。

▽教育情報システム化推進＝２３１０万円

　ＩＣタグを活用した児童の安全・安心の確保を推進。

▽学び・心はぐくむ学校活動支援＝１１８５万円

▽特別支援教育推進＝４７５２万円

▽教育指導振興＝７４６万円

　いじめ問題対策連絡協議会によるいじめ防止等の調査研究。

▽コミュニティ・スクール促進（新規）＝９６万円

▽教育支援センター＝１９００万円

　専門スタッフによる教育相談や登下校支援等。

▽学力向上対策＝３４１万円

　小・中学生対象の学習会等を開催し、基礎学力向上を図る。

▽教育研究所運営＝１７１９万円

　ＩＣＴ教育環境整備（新規）９０万円、教職員の資質向上のための養成・研修事業。

▽教育大学連携（新規）＝３００万円

　学生と市民のかかわりを深め、まちの活性化につなげる。

▽文化のまちづくり＝１１３０万円

　「キタオン」や「まなみーる」を拠点に鑑賞機会を提供。

(市町村 2020-02-25付)