継続性・協働性・関与性に焦点 力強く未来拓く力を 旭川市小中教頭会 3ヵ年研究開始
(関係団体 2020-05-20付)

 【旭川発】旭川市小中学校教頭会(青山天生会長)は、全国公立学校教頭会(=全公教)と道公立学校教頭会(=道公教)が本年度から新たに3ヵ年継続研究を開始したことに伴い、新たな研究主題を設定した。「力強く未来を拓く力を育む 活力と働きがいに満ちた学校づくりをいかに進めるか~“社会に開かれた教育課程”と“組織”のマネジメントを通して」のもと、研修課題の解決に向け、「継続性(Continuity)」「関与性(Commitment)」「協働性(Collaboration)」の3Cに焦点を当てた実践的研究に取り組む。

 全公教は第12期全国統一研究主題「未来を生きる力を育む 魅力ある学校づくり」のもと、本年度から3ヵ年継続研究をスタート。キーワードは自立・協働・創造。

 道公教は、第15次3ヵ年継続研究サブテーマを「夢をもち未来を創り出す力を育む 活量ある学校づくりの推進」と設定した。

 旭川市小中学校教頭会は、全公教と道公教の研究の方向性と整合を図り、研究主題を「力強く未来を拓く力を育む 活力と働きがいに満ちた学校づくりをいかに進めるか~“社会に開かれた教育課程”と“組織”のマネジメントを通して」とし、3ヵ年継続研究として取り組んでいく。

 研究推進の方針として、全公教・道公教、上川管内教頭会との連携を図るとともに、旭川小中学校教頭会の自立性を堅持しつつ研修を推進するなど、5つの視点から、教頭の職能向上にかかわる研修活動を推進していく。

 また、研修課題の解決に迫るための研修姿勢について、全公教・道公教と同じ姿勢で、副校長・教頭が日々実践していることをもとに3C(継続性・協働性・関与性)に焦点を当てた実践的研究を推進する。

 さらに、全公教などの研究概要を踏まえ、「社会に開かれた教育課程の編成・実施」について、広い視野をもって個々の学校課題解決に資するよう、①教育課程の編成・実施②学校力の向上③安心して学べる環境づくり―の大きく3つの視点を設定し、研究を深める。

 ①では、主体的・対話的で深い学びの視点に立った授業改善など、開かれた学校づくりに資するカリキュラム・マネジメントの推進を図る。

 ②では、チームとしての学校を機能させる人材育成、教員育成指標やライフステージに応じた人材育成など、教育課程を質的に保証する学校力の向上に努める。

 ③では、インクルーシブ教育の視点に立った個別指導計画の改善・充実など、教育課程の円滑な実施を支える危機管理の推進を図る。

 研究については、今後計画している研修会などで提言発表していく。

 なお、これらの具体的な内容については、8日の第1回定例研修会を書面会議で行い、会員に資料を送付し、議題として報告。全会員で情報を共有し、承認した。

(関係団体 2020-05-20付)

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