洞爺湖町校長会ＩＣＴ活用研修　スキルアップ目指す　全教職員　オンライン参加

（関係団体 2020-06-03付）

会議や授業での活用方法を学んだ

　【室蘭発】洞爺湖町校長会（田湯義浩会長）は５月２８・２９日の２日間、洞爺湖温泉小学校（柿崎秀顕校長）で町内全小・中学校の教職員を対象としたＩＣＴ活用研修会を開いた。洞爺湖町では、ＧＩＧＡスクール構想によって、児童生徒一人ひとりに機器の整備が進められる中で、導入後すぐに教職員が授業等で活用することができるようにと、スキルアップを目的に開催。オンライン会議システムＺｏｏｍを使用し、活用方法の研修などを行った。

　会場となった洞爺湖温泉小では、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う臨時休校の対応として、早くからＺｏｏｍを使用して在宅勤務者と学校勤務者間の会議を行ってきた。

　また、分散登校時には、登校していない学年の児童を対象に、宿題や家庭学習の状況を確認するなど、Ｚｏｏｍを積極的に活用している。

　洞爺湖町校長会では、この取組を町内すべての教職員が共有できれば、新たな学習支援の方策をはじめ、働き方改革や児童生徒と向き合う時間の確保につながるのではないかとの声が高まり、今回、研修会を開催することとした。町内の教職員約３０人が会場を訪れたり、オンラインで参加した。

　２８日は、洞爺湖温泉小の教職員が指導に当たり、Ｚｏｏｍの使用方法について研修。

　２９日は、オンライン上で４～５人のグループをつくり、Ｚｏｏｍを使用してのミニ会議を実施した。

　参加した教職員の一人は「新しい技術が教育の場でも導入される中で、ついていけるか不安があった。今回、活用方法を学ぶことができたので、これからは積極的に使用していきたい」と話した。

　柿崎校長は「研修会を機会に、町内教職員間でさらなるＩＣＴの活用方法を模索し、質の高い教育が展開できるようになれば」と期待した。

(関係団体 2020-06-03付)