北広島市教委　学校教育情報化推進計画案　環境整備し活用能力向上　各校にＩＣＴ推進委員設置

（市町村 2021-03-17付）

　北広島市教委は、令和３年度から１０年間で進める市学校教育情報化推進計画案をまとめた。具体的な方針として「ＩＣＴ環境の安定的かつ計画的な整備」「教職員のＩＣＴ活用能力の向上」の２点を柱に。各学校の校務分掌に新たにＩＣＴ活用推進委員を設置することなども示した。

　市立学校のＩＣＴ環境の整備等における方向性を明らかにし、市の学校教育の情報化を推進することが目的。３年度から１２年度までの１０年を計画期間とし、５年ごとに前後期に分けて、中間年に見直す。

　第６次市総合計画および教育振興基本計画と整合性を図り、基本方針として「質の高い学びを支える環境づくりや安心して学ぶことができる学校づくり、新しい教育手法による魅力ある教育活動等、社会の変化や技術の発展等に応じた教育環境を整備する」を設定。

　具体的な方針として、「ＩＣＴ環境の安定的かつ計画的な整備」「教職員のＩＣＴ活用能力の向上」の２点を掲げた。

　学びの質の向上と校務の効率化を図るため、学校ＩＣＴ機器や環境の整備を安定的かつ計画的に進めるとした。また、ＩＣＴの活用による教育効果を向上させるため、研修の充実など教職員の情報活用能力の向上と支援に努めるとした。

　計画の推進に当たり、ＩＣＴ機器や充電保管庫などの整備機器に関する方向性を提示。

　このほか、各学校におけるＩＣＴ活用をより組織的に推進するため、各学校の校務分掌に新たにＩＣＴ活用推進委員を設置する。人事異動などを考慮し、委員を複数名とするなど複数体制について検討する。また、オンライン学習や遠隔授業など、ＩＣＴを活用した新たな学びの手法や在り方について調査研究を行う。

(市町村 2021-03-17付)