稚内市５年度予算案〈骨格〉　全小・中でＣＳ導入　稚内中改築へ６５６３万円

（市町村 2023-02-28付）

【稚内発】稚内市は２０日、５年度予算案を発表した。４月に市長選挙を控えた骨格編成。一般会計の総額は前年度当初比０・３％増の２５２億９４００万円。教育費は１３・２％減の２１億２８８４万円となった。

　新規事業をみると、学校運営協議会運営事業に１１４万円を計上。５年度から市内全校で導入するコミュニティ・スクールの円滑な運営につなげていく。このほか、稚内中学校整備に６５６３万円を措置している。

　教育関係の主な事業はつぎのとおり。

▼民生費

▽民生児童委員活動支援＝１４９２万円

　稚内市民生委員児童委員連絡協議会等に対する補助金および稚内市民生委員推薦会開催。

▽子育てのための施設等利用給付費支給＝７９０万円

　保育の必要性がある子どもが預かり保育や認可外保育施設等を利用した際に要する給付。

▽子育て世代包括支援センター運営＝４３８万円

▽児童家庭相談援助＝２８２万円

　家庭相談員を配置し、家庭における児童の養育相談等。

▽母子家庭等自立支援＝３４２万円

　母子・父子自立支援員を配置し、ひとり親家庭の自立支援につなげる。

▽ひとり親家庭等医療費助成＝２１２２万円

▽乳幼児等医療費助成＝６８３１万円

▽児童手当支給３億４０８６万円

▽児童扶養手当支給＝１億３４８５万円

▽早期療育通園センター管理運営＝１８９１万円

▽市立保育所管理運営＝６４３２万円

▽へき地保育所管理運営＝３２９８万円

▽子どものための保育給付費支給＝４億４１３４万円

▽病児保育＝１３４２万円

▽地域子育て支援＝２３５２万円

▽学童保育所管理運営＝３８３５万円

▽放課後子ども教室推進＝１４８万円

▽進学準備給付金支給＝７０万円

▼教育費

▽育英館大学就学支援＝１億１３５万円

　育英館大学に在学する優秀かつ経済的な理由によって修学が困難な学生に対し必要な資金の貸付。

▽学校運営協議会運営（新規）＝１１４万円

　学校運営の基本方針の承認や必要な支援に関する協議を行うための協議会の運営。

▽市奨学金貸付＝７５６万円

▽市大学育英金支給＝８４４万円

▽教育研究所運営＝７５４万円

▽外国語指導助手派遣＝１２７５万円

▽教育相談・不登校対策＝１４７１万円

▽スクールソーシャルワーカー活用＝３０１万円

▽放課後学力グングン塾＝２１４１万円

▽小学校維持管理＝１５０５万円

▽就学援助（小学校）＝１６９５万円

▽ICT環境整備（小学校）＝６２万円

▽スクールバス管理運営（小学校）＝６１０万円

▽小学校教育振興＝３５９０万円

▽遠距離通学費補助（小学校）＝３８万円

▽中学校維持管理＝３００万円

▽スクールバス管理運営（中学校）＝３４１０万円

▽中学校教育振興＝１３２６万円

▽就学援助（中学校）＝１５９０万円

▽産業教育振興＝５６万円

▽ICT環境整備（中学校）＝２７万円

▽遠距離通学費補助（中学校）＝１４８万円

▽部活動指導員配置促進＝６３万円

▽稚内中整備＝６５６３万円

　稚内中改築等。

▽社会教育中期計画策定＝５４万円

▽生涯学習活動支援＝８８６万円

▽子育て推進＝９７万円

▽移動図書館＝２２１万円

▽ブックスタート＝１９万円

▽学校開放＝１７万円

　市内小・中学校６校の体育館開放。

▽学校給食センター管理運営＝１４６２万円

▽学校給食供給＝３億２７１３万円

▽学校給食地場産物提供＝８９５万円

▽子どものための教育給付費支給＝２億８０９５万円

(市町村 2023-02-28付)