【解説】１０月末の少年非行等概況―道警

（解説 2017-11-27付）

　道警本部は、ことし十月末現在の少年非行等の概況をまとめた。

　検挙・補導された非行少年は一千百二十八人（うち女子百九十九人）で、対前年同期比二十一人、一・八％減少した。内訳は、刑法犯少年が二人、〇・二％増の一千十人、特別法犯少年が二十四人、一七・一％減の百十六人、ぐ犯少年が一人、倍増の二人。

　非行少年には該当しないが、飲酒や喫煙などを行った不良行為少年は一千五人、七・五％増の一万四千四百二十一人（うち女子三千八百四十一人）だった。

　刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が二十九人増の六百五十四人で、全体の六四・七％。その手口別では、万引が三十人増の四百六十三人で、七〇・八％と最も高い割合を占めた。

　同じく学職別では、中学生が二人増の二百五十六人で、全体の二五・三％。次いで、小学生が四十六人増の二百四十九人、高校生が三十九人減の二百四十九人で、いずれも二四・七％を占めた

　特別法犯の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が十四人減の三十四人、軽犯罪法が四人増の十三人など。

　薬物乱用少年は三人で、二人、四〇・〇％減少。

　少年の福祉を害する福祉犯は三十五人、一四・八％増の二百七十一人。内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が十四人増の百十七人、道育成条例が二十七人増の百二人など。

　被害少年は三十九人増の百八十九人。うち、児童買春・児童ポルノ禁止法が十九人増の八十五人、道育成条例が十一人増の六十人など。また、児童生徒学生が百五十六人で、全体の八二・五％を占めた。

　出会い系サイトとコミュニティサイトの利用に起因する福祉犯の被害少年は九十四人で、三十一人、四九・二％増加した。

(解説 2017-11-27付)