道中　総会研修会で河村会長　子ども主語の学校へ　思いを一つに活動推進

（関係団体 2024-05-01付）

　道中学校長会は４月２６日、ホテルライフォート札幌で第９７回総会・研修会を開いた。河村克也新会長は６年度のキャッチフレーズ「新たな時代へ　思いを一つに　堅実に歩む　道中」を掲げ、子どもを主語とする新しい時代の学校づくりを呼びかけた。

　役員体制の承認に続き河村会長が登壇。新たな時代を担うスクールリーダーである校長に求められる能力として、どのような状況でも柔軟に対処する「しなやかさ」、社会の変化を的確に捉え、進むべき道に向かう「たくましさ」が必要不可欠とし「子どもを主語にした学校づくりに全道の校長が思いを一つにし、地道、着実に、そして堅実に推し進めることが、会の目的である“中学校長の職能の向上と、北海道の中学校教育の振興の達成〟につながる」と強調した。

　６年度の活動の要点として①確かな学力、豊かな心と健やかな体を育むカリキュラム・マネジメント②学校経営と家庭・地域社会に信頼される学校づくり③働き方改革の推進―を示し、ＩＣＴを活用した個別最適な学びと協働的な学びの充実、不登校対策、教職員が自己研鑚に励む環境整備の推進を要請。教員が学習指導・生徒指導に専念できる環境の構築を訴えた。

　その上で「他校種、教育関係機関、各種団体、保護者や地域の皆さまと幅広くつながり、互いの立場や考え、願いを理解し合いながら、これからの新しい時代に求められる学校づくり、環境づくりに努めていきたい」と決意を示した。

　来賓あいさつでは道教委の倉本博史教育長、道都市教育委員会連絡協議会の檜田英樹会長、道ＰＴＡ連合会の後藤一樹会長が登壇。学校経営ビジョンを組織的に達成するリーダーシップ、子どもたちに必要な力を育む教育の推進に期待を寄せた。

　続いて道教委の伊藤伸一学校教育局長が講話。教育課程の適切な編成・実施など学校経営の推進に向けたポイントを周知した

　議事では６年度の運営方針・活動の重点や事業計画を決定。９月２７、２８日の第６５回道中研究大会十勝・帯広大会の開催を決めた。

　本年度の役員体制はつぎのとおり。＝全員新任、敬称略＝

▽会長＝河村克也（岩見沢市東光）

▽副会長＝柴田真琴（仁木町仁木）、袰田佳奈恵（当麻町当麻）、後藤正弘（北斗市大野）、能戸貴英（帯広市南町）、三浦英悟（札幌市琴似）

▽事務局長＝吉本将樹（札幌市稲穂）

▽事務局次長＝髙橋正幸（札幌市平岡）、山田誠一（室蘭市室蘭西）

▽会計理事＝伊藤仁弥（小樽市長橋）

▽運営委員＝明村秀之（余市町東）、平田隆男（中富良野町中富良野）、関田貴人（上ノ国町上ノ国）、川野靖幸（新ひだか町静内）、久保大輔（紋別市渚滑）、大高雅子（札幌市あやめ野）

(関係団体 2024-05-01付)