道研連が総会　事業計画など決定　８月網走で研究発表大会　新委員長に道研・川端所長

（関係団体 2024-05-01付）

　道教育研究所連盟（道研連）は４月２４日、本年度総会をオンラインで開催した。８月に網走市内で第７９回研究発表大会を開催することなどを盛り込んだ事業計画を決めた。２年次目を迎える第１８次共同研究については、各域内の学校の実践事例収集や、ＩＣＴを活用した教育実践の共有などに努めることを確認した。役員改選では、新委員長に道立教育研究所の川端香代子所長を選出した。

　冒頭、道立教育研究所の川端所長があいさつ。成功裏に終わった研究発表大会十勝大会の関係者に謝辞を述べ、本年度の網走大会成功に向けて「緊密に連携を図りながら事業を推進したい」と力を込めた。

　前年度からスタートした第１８次共同研究に言及し「つながりを最大限活用し、各加盟機関と一体となって本道の教育研究・研修が充実する方策を互いに提案し合いながら事業を進めたい」と期待した。その上で「全ての子どもたちの可能性を引き出し、成長を支えることができる教員の資質・能力向上に対して力添えをお願いする」と呼びかけた。

　議事では、５年度事業報告を承認したあと、６年度事業計画を審議した。８月２９日から２日間、網走市内のオホーツク・文化交流センターで第７９回道研連研究発表大会網走大会兼第６６回全国教育研究所連盟北海道地区研究発表大会を集合形式で開催することを確認。所員学習会を７月３０日と１１月２６日の２回にわたってオンライン開催することを決めた。

　２年次目を迎える第１８次共同研究の推進計画を確認。研究内容として定めた①全ての子どもたちの可能性を引き出す「個別最適な学び」と「協働的な学び」②子どもの成長を支える連携・協働体制の構築―のもと、「各域内の学校の実践事例収集・分析」「実践事例バンクの運営、普及・還元」「ＩＣＴを活用した各教育研究所・研修センターの教育実践の共有」「複数の加盟機関が連携した研修や授業研究の計画・実施」などに努めることを申し合わせた。

　総会後には、所長研修会を開催。事業内容や各域内の実態を交流したほか、今後の取組に向けて情報共有した。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽委員長＝川端香代子（道立教育研究所長）―新

▽副委員長＝菅野智広（札幌市教育センター所長）―新、北野浩幸（網走地方教育研修センター所長）、佐藤淳（胆振教育研究所長）―新

▽会計監査＝佐藤学（江別市教育研究所長）―新、砂川昌之（岩見沢市立教育研究所長）、鈴木健介（小樽市教育研究所長）

(関係団体 2024-05-01付)