留萌小中校長会　総会研修会　会長に亀田氏　留萌中　８月に研究協と５０周年祝賀会

（関係団体 2024-04-25付）

亀田新会長

　【留萌発】留萌管内小中学校長会は１２日、留萌振興局合同庁舎で第５０回総会研修会を開いた。８月に小平町で第７２回教育研究協議会と設立５０周年記念事業の祝賀会・歴代会長表彰、９月に苫前町で第５８回留萌地区教育経営研究会を開催するなど、６年度の業務計画を決定。役員改選では新会長に留萌市立留萌中学校の亀田寛人校長を選出した。

　研修会では、留萌教育局の村元隆一義務教育指導監が講話。子どもの権利に関する教員向けアンケート調査の結果、一定数の教員にはまだ子どもの権利が浸透していないことを指摘。授業改革が進む中、子どもの主体性を促すためにも、子どもの権利をあらためて周知するよう呼びかけた。

　また、ＩＣＴ教材や１人１台端末を活用した授業についても、教育の質の向上のため、まだ１人１台端末を利活用していない教員に対して積極的に利用を促すよう要請した。

　総会では、５年度業務・会計決算報告のあと、６年度の運営方針および活動の重点を決定。運営の方針に「校長の使命と責任を自覚し、識見を高める」など３点、活動の重点に「子ども一人ひとりに生きる力を育む、創意ある教育課程の編成・実施・評価・改善」「地域や保護者との信頼関係を基盤とし、地域とともにある学校経営の推進」など５点を掲げた。

　また、業務計画では８月９日に小平町で第７２回教育研究協議会、９月２５日に苫前町で第５８回留萌地区教育経営研究会を開催することを確認。設立５０周年の記念事業として祝賀会の開催、記念誌の発行、歴代会長への感謝状贈呈を実施することを確認した。

　役員改選では、新会長に留萌中の亀田校長を選出した。

　亀田新会長は変革の時代に求められる校長の資質・能力について「時代の風を読む力も必要」と話し、情報収集の重要性を訴えた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝全員新任、敬称略＝

▽会長＝亀田寛人（留萌市留萌中）

▽副会長＝村井亨（留萌市東光小）

▽事務局長＝秋葉良之（留萌市留萌小）

▽事務局次長＝矢藤典彦（小平町小平小）

▽会計＝嶋本敏幸（増毛町増毛中）

▽監査＝山口清敏（苫前町古丹別小）、田谷典久（留萌市港南中）

(関係団体 2024-04-25付)