宗谷校長会　６年度総会・研修会　会長に塩原氏　稚内東小　７月３１日に学校経営研究大会

（関係団体 2024-04-24付）

塩原新会長

　【稚内発】宗谷校長会は１２日、宗谷合同庁舎で６年度総会・研修会を開いた。議事では、本年度の運営方針や各部の活動計画案などを審議。７月３１日に稚内市総合文化センターで宗谷管内学校経営研究大会の開催などを決定した。役員改選では、新会長に稚内市立稚内東小学校の塩原悟校長を選出した。

　開会に当たり、会長代理として吉﨑健一事務局長があいさつ。「教育の質の向上や地域に根差した活動を通して、地域を成長につなげていくという思いを共有していくことが必要」と強調。その上で「校長が学び合い、仲間と連携することが求められる。宗谷の子どもたちのために力を合わせて」と、会員間のさらなる連携強化を呼びかけた。

　来賓あいさつでは、宗谷教育局の笠井浩局長が登壇。「子どもに必要な資質・能力向上のために、学校・教員の学びが深まるように努めてほしい。教育局も積極的に支援していく」と期待を寄せた。

　議事では、前年度の会務・会計決算・監査報告を承認したほか、本年度の運営方針案、各部の方針と活動計画案について協議した。

　運営方針では「校長としての使命を自覚し、自らの職能向上に努めると同時に、指導性を発揮し、教職員の研修活動の活性化を図り、保護者や地域の期待に応える学校経営の充実に努める」など三つを設定。

　また、活動の重点として①生きる力を育む教育課程の編成・実施・評価・改善に努め、愛情と信頼に基づく活力ある学校経営の推進②研修活動を充実し、職能向上と教職員の資質・能力の総合的な向上に努める③関係機関・団体と連携し、教育諸条件と教育諸課題の改善と整備・充実に努める④校長会の組織を強化し、活動の活性化を図る―の四つを掲げた。

　研究部は、３ヵ年継続研究の３年目として、研究主題「自らの可能性を信じ、豊かな人生を切り拓いていく力を育む学校教育の推進」に沿った研修等を展開。活動計画では、７月３１日に稚内市総合文化センターで管内学校経営研究大会を開催するとした。

　このほか、新役員の報告・承認を行い、新会長に稚内東小の塩原校長を選出した。

　新年度の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝塩原悟（稚内市稚内東小）―新

▽副会長＝細谷隆志（稚内市稚内東中）、畑慎司（猿払村浜鬼志別小）―新、宮崎哲也（中頓別中頓別中）―新

▽事務局長＝吉﨑健一（稚内市潮見が丘小）

▽監査＝齊藤康輔（稚内市潮見が丘中）、本間到（稚内市稚内南中）―新

(関係団体 2024-04-24付)