北社研　６年度総会　会長に美田氏　札幌札苗北中　１１月の全国大会成功へ

（関係団体 2024-04-24付）

美田新会長

　道社会科教育研究会（北社研）は２０日、ホテルライフォート札幌で６年度総会を開いた。１１月に札幌市内で開かれる第５７回全国中学校社会科教育研究大会の成功に向けて、実行委員会や運営委員会を開催することを確認した。役員改選では、新会長に札幌市立札苗北中学校の美田学秀校長を選出。美田新会長は、平成１０年以来の本道での全国大会成功を誓い「本道の社会科教育に貢献できる会であり続けたい」と述べた。

　冒頭、喜多山篤会長があいさつ。全国大会に向けた準備を重ねる中で、授業の質や討議の質の高まりを実感する一方で「最も大切なことは、子どもたちが社会科を一層好きになること」と強調。

　授業を通して実社会に生きる探究心を育むことの重要性を示し「総会において、われわれが進む方向を確認し、全国大会に向けてモチベーションを高めてほしい」と呼びかけた。

　議事では、５年度事業報告、会計決算報告を承認したあと、６年度事業計画案を審議した。

　ことし１１月８、９日の２日間、ホテルライフォート札幌で第５７回全国中学校社会科教育研究大会が開催されることを確認。大会の成功に向けて、月例研究会や実行委員会、運営委員会を開き、授業検討や分野別研究協議、大会当日の運営方法などについて協議を重ねることを申し合わせた。

　また、８月８日に合同授業検討会、来年１月１３日に第１８回冬季セミナーを開催することを決めた。

　このほか、結城拓中学校研究部長が研究全体構想を説明。研究主題「よりよい社会を実現する資質・能力を育む社会科教育」のもと、３年次目を迎えた本年度は、個の学びと協働の学びを融合した「質の高い学び」にスポットを当てることを確認した。

　役員改選では、新会長に札苗北中の美田校長を選出。美田新会長は、札幌市社会科教育連盟との共催による全国大会開催を控え、準備に汗を流した両会の会員に感謝の意を表しながら「英知を結集して、本道の社会科教育に貢献できる会であり続けるよう努めたい」と述べた。

　総会後、札幌市内のかでる２・７に会場を移し、全国大会実行委員会および運営委員会を開催した。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝美田学秀（札幌市札苗北中校長）―新

▽顧問＝菊地達夫（北翔大短大部教授）、飯間博幸（札幌市新琴似北中）、小池千秋（札幌市北野台中）

▽副会長＝長堀裕信（札幌市手稲北小校長）、下山敏晴（札幌市発寒中校長）、遠山博雅（札幌市山鼻中校長）、伊達峰史（札幌市美香保中校長）―新、小林俊晴（札幌市北白石小校長）

▽監査＝市川暁子（札幌市北野台中教頭）、濱谷剛（札幌市稲穂中教頭）

▽事務局長＝中井幸一（札幌市篠路中校長）―新

(関係団体 2024-04-24付)