道公立小・中・特女性管理職会が総会　８月の全国大会成功へ　山下会長　後進育成など

（関係団体 2024-05-15付）

道女性管理職会総会

　道公立小・中・特別支援学校女性管理職会（山下尊子会長）は１１日、ホテルライフォート札幌で６年度総会・研修会を開いた＝写真＝。８月に開かれる第７４回全国公立小・中学校女性校長会全国研究協議大会北海道大会の成功に向けて、オール北海道で臨むことを確認した。山下会長は、後進育成や時代のニーズに応える会の運営に努める考えを示した。

　役員会および研修会に続いて行われた総会では、山下会長があいさつ。近年、女性管理職数が増加傾向にある中、さらなる女性活躍の機会拡大に向けて「本会が存在する意義はまだまだある」と述べた。女性管理職の有意性として「コミュニケーション能力の高さ」「チームプレーヤーとしての特性の高さ」を強調。後進育成や時代のニーズに応えるため「私たちにしかできない会の運営や在り方を模索し、その価値を発信できることを願っている」と期待した。

　８月に迫った第７４回全国公立小・中学校女性校長会全国研究協議大会北海道大会に触れ「オール北海道で盛り上げ、何より私たち自身が楽しんで参加できる大会になれば」と呼びかけた。

　鈴木真由美顧問はあいさつで「児童生徒や教職員の笑顔と成長に、管理職として大きなやりがいを感じることができる」と述べた。小・中学校、特別支援学校の管理職が集まる会の特性を挙げながら、後進育成に向けたロールモデルになるよう、各地区活動のさらなる充実を求めた。

　議事では、５年度会務報告、会計決算報告を承認したあと、６年度計画案を審議した。活動の重点には①「生きる力」を育む学校経営の充実②学校経営力・学校運営力の向上③組織活動の充実④関係機関との連携・交流―の４点を設定。研究主題「自ら未来を切り拓き　共によりよい社会を創る日本人を育成する学校教育の推進」、副題「確かな学びとしなやかな心を礎に　未来に向かって共に挑戦する子供を育む学校経営」を継続するとした。

　７年度に予定されている全道研究大会十勝大会に向けて、主管地区と連携して準備を進めることを決定。会誌「ひこばえ」第５１集、会報１１９号、１２０号の発行などを申し合わせた。

　役員改選では、山下会長を再任した。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽顧問＝鈴木真由美（札幌市美園小校長）

▽会長＝山下尊子（札幌市平岡公園小校長）

▽副会長＝川口玲子（札幌市幌東小校長）―新、加藤理恵（札幌市前田小校長）―新、牧伊津子（中札内村中札内小校長）―新、市川暁子（札幌市北野台中教頭）

▽監査＝寺田裕子（釧路市昭和小校長）、午耒睦美（黒松内町黒松内中校長）―新

▽事務局長＝佐野友美（札幌市柏中校長）

(関係団体 2024-05-15付)