道高校長協会各部会が総会等　部会長に相馬氏　札幌西　普通部会　９月６日に苫小牧大会

（関係団体 2024-05-15付）

普通部会・相馬利幸新部会長

　道高校長協会は８日、ホテルライフォート札幌で６年度総会・前期研究協議会を開催した（１０日付１面既報）。各部会等も８、９日の２日間にわたり相次いで総会を開き、６年度の事業計画や活動方針、役員などを決定した。

　普通部会は、研究テーマ「北海道の新たな時代を拓く普通科教育の創造」のもと、９月に第３９回道普通科高校長研究協議会・苫小牧大会を開催することなどを決めた。役員改選では、新部会長に札幌西高校の相馬利幸校長を選出した。

　相馬部会長はあいさつで、急激に進行する少子化によって中学卒業者数の大幅な減少が見込まれる中、「より一層、生徒の興味・関心や進路希望などに対応した教育活動を進める必要がある」と述べ、生徒の多様な学習ニーズに応じた特色ある高校づくりのさらなる推進を求めた。

　議事では、５年度の調査研究委員会活動などを報告したあと、６年度事業計画を審議した。

　研究主題には「北海道の新たな時代を拓く普通科教育の創造」を掲げ、副題に「未来を担う人材を育む普通科教育の実現」を設定。急激に変化する社会において、生徒が能力や適性、興味・関心などに応じた学びを通して、多様な他者と協働しながら持続可能な社会の創り手となっていくために必要な資質・能力の育成を図るための学校経営や学校づくりを目指す。２年次目に当たる本年度は、具体的かつ実効的な方策等を提言するための調査研究を進める。

　事業計画では、９月６日に苫小牧市民会館で第３９回道普通科高校長研究協議会・苫小牧大会を開催することなどを決定した。

　本年度役員はつぎのとおり。

＝全員校長、敬称略＝

▽部会長＝相馬利幸（札幌西）―新

▽副部会長＝久保肇（札幌手稲）、駒井博和（札幌白石）―新

▽監事＝坂本浩哉（札幌稲雲）、今城慰作（北星学園大附属）

▽常任理事＝田村信明（札幌英藍）、花松均（市立函館）、野口浩史（市立札幌藻岩）―新

(関係団体 2024-05-15付)