【平成２８年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道書道教育連盟　青木英昭会長

（関係団体 2016-01-04付）

　平成二十八年の新春を迎え、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。平素より本連盟の活動に対しまして、ご理解と特段のご協力を賜り心より厚く御礼を申し上げます。

　本連盟は小学校・中学校・高等学校・教育大学の教員が校種を超えて連携し、確固たる研究体制のもと全道各地での研究大会を開催しております。昨年は上川の旭川市で第六十八回北海道書写書道教育研究大会を開催し、大きな成果を上げる事が出来ました。今年度は更に研究の深化を目指して札幌市で第六十九回の大会を開催致します。来年度は十勝の帯広市での開催を予定しています。全道各地で研究会を開催するには各地区の協力が不可欠で、各地区の組織の力が開催を可能にしています。効率が最優先される時勢の中で手書きの文字が危うい状況になってきています。次代を担う子供たちに正しい文字を伝えていく事は、今を生きる我々の責務であると考えています。そのために、こうした研究会大会の開催とともに、もう一つの柱として全道規模の書道展を企画運営しています。学校教育の場以外で毛筆を使用する事はほとんど無くなってしまいました。毛筆書写は心を静め集中力を養います。丁寧に心を込めて書く事の大切さを実感させてくれます。そうした経験の積み重ねこそ日本の文字文化という伝統を守っていく事に繋がるはずです。本連盟の活動が全道各地に輪を広げ、多くの子どもたちが自信を持って文字が書けるようになる事を願って止みません。

▼新年の事業計画

▽第６８回北海道学生書道展

・期日＝１月8日(金)～11日(月)

・会場＝札幌市民ギャラリー

▽第61回全道学校書道展

・期日＝１１月下旬

・会場＝札幌市民ギャラリー

▽第６９回北海道書写書道教育研究大会・２８年度連盟総会

・期日＝理事会10月13日(木)、研究大会・連盟総会10月14日(金)

・会場＝札幌市

▼事務局＝札幌稲雲高校(事務局長―小川博水教諭)

(関係団体 2016-01-04付)