【平成２８年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道算数数学教育会　大久保和義会長

（関係団体 2016-01-01付）

　謹んで新春のお慶びを申し上げます。皆様には日ごろから北海道算数数学教育会（北数教）の研究活動にご理解とご協力をいただいていることに深く感謝申し上げます。

　北数教は昨年で七十年の節目を迎えました。その記念すべき年に北数教が中心となり第九十七回全国算数・数学教育研究（北海道）大会および第七十回記念北海道算数数学教育研究大会札幌大会を八月四日～七日に開催しました。北海道での全国大会の開催は昭和三十六年以来、五十四年ぶりで、全国から二千人を超える先生方が参加し、講習会、シンポジウム、部会講演、分科会等、どの会場も先生方が熱心に、真剣に学ばれている姿を拝見し、「開催してよかったな」という気持ちで一杯でした。

　北数教をはじめ北海道の先生方も運営と研究発表に一丸となって取り組んでくれました。「オール北海道で全国から来られる皆さんに満足いただけるおもてなしの心をもって、お迎えしよう」を合い言葉に取り組んできました。おかげさまで、大変スムーズに大会を進めることができたと同時に研究面でも大きく飛躍できたというのが実感です。

　北数教は小学校、中学校、高校の三部会が同じ研究主題のもと、北海道の算数・数学教育の向上を目指して理論的、実践的な研究を積み上げ、発展してきました。今年から、全国大会の成果を糧に新たな一歩を踏み出します。その第一回となる第七十一回北海道算数数学教育研究大会は、「〝社会に活きる、社会に活かす〟算数・数学教育の探求」を研究主題として函館市で開催します。多くの先生方の参加の下に、実りある大会にしたいと考えていますので、皆さまのお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。

▼新年の事業計画

▽第71回北海道算数数学教育研究大会渡島・函館大会

・期日＝10月27日(木)～28日(金)

・会場＝函館市立亀田小学校、函館市立湯の川中学校、函館中部高校、函館市民会館、函館アリーナ

▼事務局＝札幌市立米里中学校（事務局長―木谷貢一校長）

(関係団体 2016-01-01付)