東川町２８年度予算案　グローバルな能力育成へ事業展開　教育費は４割増の７億

（市町村 2016-03-09付）

　　【旭川発】東川町は三日、二十八年度予算案を発表した。一般会計総額は前年度肉付補正後と比べ、一三・一％増の七十一億六千九百万円を計上。うち、教育費は三九・九％増の七億六千二十九万円となっている。農村環境改善センターの大規模改修が主な増額の要因となった。

　新規事業をみると、図書館機能を備えた写真文化首都創生館整備にかかる実施設計、外国籍児童生徒等の教育支援などを盛り込んだ。また、文部科学省の研究開発学校の指定を受け、国際感覚と世界で通用するコミュニケーション能力を養う教育活動を展開する。

　主な教育関連事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽写真文化首都創生館実施設計（新規）＝六、三一九―ＲＣ造二階、図書館二、三一七平方㍍、アーカイブ一、三〇九平方㍍

▽改善センター大規模改修＝一八、四五〇―植生復旧

▽東川中電気暖房盤取替＝一、七七〇

▽東川ゆめ公園整備＝六〇四

▽文化芸術交流センター整備＝六六、〇一六

▽日本語学校運営（新規）＝四、一〇四

▽英語指導助手配置＝二、五九〇

▽外国籍児童生徒等教育支援（新規）＝一、一四六―学習支援員と放課後補習のための支援員を配置

▽研究開発学校推進（新規）＝一四〇―文部科学省の研究開発の指定を受け、世界の様々な文化・価値観を学び、自国の文化伝統への理解を深め、世界の人々と共生できる国際感覚を養い、国際社会で通用するコミュニケーション能力を育成する

▽社会体育管理＝一、〇一八―スポーツ国際交流員を招き、クロスカントリースキーとサッカーを中心としたスポーツ指導などを行う

▽幼児教育振興＝二、二四六

▽地域おこし協力隊＝九、九九四―放課後等児童健全育成、生涯学習、教育推進、国内外交流、日本語学校、子育て推進、写真甲子園映画製作などを支援

(市町村 2016-03-09付)