東神楽町が２８年度予算案を発表　放課後子ども教室開始　体育・スポーツ指導者配置へ

（市町村 2016-03-09付）

　【旭川発】東神楽町は二月二十六日、二十八年度予算案を発表した。一般会計の総額は、前年度当初比一六・六％増の五十七億九千六百万円を計上。うち、構成比七・九％を占める教育費は、一六・二％増の四億五千九百七十七万円となっている。ＡＬＴなどの増員をはじめとした人的配置の拡充や、小・中学校のパソコンの更新、タブレット端末の整備が増額の要因となっている。

　新規事業として、子育て支援関連では、地域世代交流センター「これっと」「ぱれっと」を拠点に、放課後子ども教室を開始。また、「ぱれっと」内で小規模保育園を開設する。

　学校教育関連では、地域おこし協力隊員として体育・スポーツ分野の指導者を一人配置する。高校生の通学費一部助成も、準要保護家庭を対象に年間五万円を目処に補助する。

　このほか、家庭・地域教育コーディネーターを配置し、学校支援地域本部や家庭教育支援、土曜教育等の活動を拡充する。

　教育に関連する事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽食育推進事業＝一五

▽キャリア教育等の実施＝二〇

▽スクールカウンセラー配置＝一八

▽「夢の教室」実施＝六〇

▽ＡＬＴ配置＝六九五―一人増員

▽新しい学びプロジェクト研究事業＝三六

▽コミュニティ・スクール推進＝三二

▽地域おこし協力隊活動（新規）＝二六九―体育・スポーツ指導者一人配置

▽高校通学費助成（新規）＝三〇〇―約六〇人

▽小学校トイレ洋式化改修（新規）＝二、二五三―忠栄小、志比内小

▽特色ある教育活動推進＝三二二

▽遠距離児童生徒通学費助成＝五九八

▽準要保護児童生徒就学援助＝一、六七六

▽小中学校学習支援教育推進＝一、一七六―特別支援教育支援員一人増員

▽志比内小屋外児童用遊具改修（新規）＝一、〇〇〇

▽小中学校パソコン更新＝五、七九〇―二二四台

▽教育アドバイザー配置＝二一七

▽鹿児島県長島町少年研修派遣＝四四七

▽生涯学習推進（新規）＝五六三―住民の生涯学習を推進するため、大学等との連携や特色ある講座・教室を開催。家庭・学校・地域の連携強化を図るためコーディネーターを配置

▽図書館システム更新（新規）＝一、五九八

▽地区公民館活動推進＝一、〇〇一

▽志比内地区公民館整備（新規）＝二、一三四―改築調査設計

▽ひじり野地区小規模保育（新規）＝八二四

▽「君の椅子」広域連携＝三四六

▽放課後子ども教室（新規）＝一八六―二ヵ所

▽社会体育団体支援＝三五七―新たなスポーツイベントの開催ほか

(市町村 2016-03-09付)