洞爺湖町の２９年度予算案　デジタルコンテンツ活用へ　ＩＣＴ教育の環境整備

（市町村 2017-03-10付）

　【室蘭発】洞爺湖町は一日、二十九年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度当初比六・三％減の六十八億五千九百十九万円。このうち、教育費には、四・一％増の三億八千六百三十万円を計上している。

　新規事業をみると、ＩＣＴ教育の環境整備に六百五十一万円を措置。タブレットなどデジタルコンテンツを活用した授業を推進し、学力の向上を図る。

　このほか、高砂貝塚保存整備に六千二百七十二万円、学校給食センター運営に五千七十三万円を盛り込んでいる。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽教育改善推進＝五九―学力向上部会、特色ある教育部会、家庭・地域との連携部会の視点で実施

▽ＩＣＴ教育の環境整備（新規）＝六一五―デジタルコンテンツを活用した授業への基盤整備。洞爺中で先行着手中

▽文化財保存整備＝一四二―町内文化財の保護・活用・世界遺産の登録推進

▽高砂貝塚保存整備＝六、二七二―園路広場整備、高砂川水路改修など入江・高砂貝塚の保存整備

▽学校給食センター運営＝五、〇七三―虻田給食センター、洞爺給食センター

▽小学校高学年用机・いす更新（新規）＝三七八

▽人づくり育成（新規）＝一二〇―地域社会を担う人材育成

(市町村 2017-03-10付)