２９年度高校・中等・特別支援管理職人事―道教委発表　校長１２５人、４４．３％異動　副校長２４人、教頭１７５人

（人事 2017-03-27付）

高校等管理職―上段・校長、中段・副校長、下段・教頭（クリックすると拡大表示されます）

　道教委は、二十九年度道公立学校（高校・中等教育学校・特別支援学校）校長・副校長・教頭人事異動状況を発表した。校長は異動総数百二十五人、異動率四四・三％で、対二十八年度比九人、三・四ポイント減少。副校長は二十四人、五八・五％で、人数は増減なし、異動率で三・〇ポイント減少。教頭は百七十五人、五一・六％で、二十一人、六・〇ポイント増加した。新起用者の平均年齢は、校長、副校長が高特ともにアップ。教頭は、高校が〇・八歳、特別支援学校が一・二歳若返った。

　道教委では、二十九年度公立学校管理職人事に当たり、高校では、広い視野で学校経営を図る観点から、普通科と職業学科との人事交流を積極的に進めた。特別支援学校では、特別支援教育に対する理解・普及を図るとともに、支援体制づくりを進めるため、高校と特別支援学校との人事交流を図った。また、高特ともに、女性管理職の登用に努めた。

【校長】

　高校・中等教育学校・特別支援学校を合わせて校長総数二百八十二人に対し、異動総数百二十五人、異動率四四・三％。九人、三・四ポイント減少した。

▼高校・中等教育学校

　校長総数は、増減なしの二百二十六人。退職等（年度末退職、行政等へ転出など）は五十七人。

　百十人が異動し、異動率四八・七％。七人、三・一ポイント増加した。

　現職異動数は五十五人（うち行政等からの起用一人）。

　新起用数は五十五人（同五人）。新起用者の最高年齢は五十八歳、最低年齢は四十九歳。平均年齢は五十四・三歳で、〇・四歳上がった。

▼特別支援学校

　校長総数は、一人増の五十六人。退職等は十人。

　十五人が異動し、異動率二六・八％。十六人、二九・六ポイント減少した。

　現職異動数は六人（うち行政等からの起用一人）。

　新起用数は九人（同二人）。新起用者の最高年齢は五十八歳、最低年齢は五十二歳。平均年齢は五十五・〇歳で、〇・七歳上がった。

【副校長】

　副校長総数四十一人に対し、異動総数二十四人、異動率五八・五％。人数は増減なし、異動率では三・〇ポイント減少した。

▼高校・中等教育学校

　副校長総数は、一人増の三十二人。校長昇任は十四人。

　十九人が異動し、異動率五九・四％。二人、四・六ポイント増加した。

　現職異動数は三人。

　新起用数は十六人。新起用者の最高年齢は五十五歳、最低年齢は四十八歳。平均年齢は五十一・七歳で、〇・四歳上がった。

▼特別支援学校

　副校長総数は、一人増の九人。校長昇任は五人。

　五人が異動し、異動率五五・六％。二人、三一・九ポイント減少した。

　いずれも新起用。最高年齢は五十五歳、最低年齢は五十一歳。平均年齢は五十二・八歳で、一・一歳上がった。

【教頭】

　教頭総数三百三十九人に対し、異動総数百七十五人、異動率五一・六％。二十一人、六・〇ポイント増加した。

▼高校・中等教育学校

　教頭総数は、二人減の二百六十五人。退職等は五十九人で、うち、五十二人は校長等昇任。

　百三十人が異動し、異動率四九・一％。七人、三・〇ポイント増加した。

　現職異動数は七十六人（うち行政等からの起用三人）。

　新起用数は五十四人（同五人）。新起用者の最高年齢は五十三歳、最低年齢は四十二歳。平均年齢は四十七・三歳で、〇・八歳若返った。

▼特別支援学校

　教頭総数は、三人増の七十四人。退職等は十九人で、うち、九人が校長等昇任。

　四十五人が異動し、異動率六〇・八％。十四人、一七・一ポイント増加した。

　現職異動数は二十二人。

　新起用数は二十三人（うち行政等からの起用五人）。新起用者の最高年齢は五十四歳、最低年齢は四十三歳。平均年齢は四十六・九歳で、一・二歳若返った。

(人事 2017-03-27付)