桧山教頭会が第１回理事研修会　今日的な課題解決へ研鑚　新学習指導要領などテーマに

（関係団体 2017-06-05付）

一層の連携・協力を呼びかける吉川会長

　【江差発】桧山教頭会（吉川聖会長）は五月二十二日、江差町役場で二十九年度第一回理事研修会を開いた。役員や理事など十四人が参加。「学校教育における今日的課題」について研修を深めたほか、八月に予定している学校運営研修会と座談会の研修内容について協議した。

　冒頭、吉川会長があいさつし、「より一層の連携・協力を大切にしながら、本年度の事業を円滑に推進していきたい」と、協力を求めた。

　来賓あいさつに立った桧山校長会の塩﨑弘明副会長は「管理職は、変化の兆しを一歩でも半歩でも先取りする姿勢が肝要」と強調。「今日的な課題や喫緊の課題について研鑚を積み重ね、課題解決に向けた具体的な道筋を学校経営に反映させ、教員へ示していかなければならない」と語った。

　桧山教育局の中山秀悦義務教育指導監が「学校教育における今日的課題」と題して講話。一点目として、新学習指導要領に向けて現段階で実行できることを説明し、カリキュラム・マネジメントを校長の強力なリーダーシップのもとで推進する必要性を説いた。

　二点目として、授業改善の土台となる学級環境のスタンダードと、授業のユニバーサルデザイン化について説明。三点目に、教頭の職務にふれ、「今の仕事に生きがいをもち、楽しく工夫しながらやり遂げていただきたい」と求めた。

　このあと、八月上旬の学校運営研修会と、八月下旬の昇任教頭研修座談会の研修内容について協議した。

(関係団体 2017-06-05付)