旧・道薬科大在校生転学式を挙行　気持ち新たに第一歩　新生・道科学大の歴史幕開け

（学校 2018-04-06付）

旧薬科大の在学生約１０００人が出席した

　学校法人北海道科学大学は三日、ロイトン札幌で北海道薬科大学と北海道科学大学の統合に伴い、旧薬科大在校生の転学式を挙行した。旧薬科大の各学年代表が、科学大の渡辺泰裕学長へ入学宣誓書を引き継ぎ、科学大の一員として気持ちを新たにした。

　学校法人北海道科学大学は四月から、実学系総合大学として幅広い教育体制の構築や一層の教育環境の充実に向け、科学大と薬科大を統合。旧薬科大の在学生は、科学大に新設された薬学部薬学科、薬学研究科に転学することとなった。今回の統合に伴い、薬科大在学生約一千人の転学式を執り行うこととした。

　式では、科学大の渡辺学長があいさつ。「薬科大の薬学教育は優れている。これから薬学部として生かされていくと思う」とした上で「地域社会への貢献を目指し、これからも頑張ってほしい。新生・

北海道科学大学生としての歴史を築いていって」と激励した。

　続いて、科学大工学部建築学科四年の嘉藤田龍司さんが歓迎あいさつ。科学大の歴史などを紹介し「新生・北海道科学大学の歴史をともにつくっていこう」と呼びかけた。

　また、旧薬科大在学生を代表して、科学大薬学部薬学科四年の山本晟蓮さんが「この統合をきっかけに、見聞を広げていきたい」などと抱負を述べた。

　このあと、薬学部の各学年代表が科学大の渡辺学長へ入学宣誓書を引き継いだ。道科学大学高校合唱部による大学歌斉唱などを行い、新生・科学大として歩みを進めた。

(学校 2018-04-06付)