道教育大が３０年度入学式挙行　素直な気持ちで夢実現を　チャレンジ精神あふれる学生に

（学校 2018-04-04付）

１３８１人が式に臨んだ

　道教育大学は二日、札幌市内のニトリ文化ホールで三十年度入学式を挙行した。新入生一千三百八十一人が出席。蛇穴治夫学長は「世界には困難を抱えながらも夢に向かい、切磋琢磨している子どもたちがいることを頭に置き、素直な気持ちで夢の実現に向かって励んでほしい」と激励した。

　式では、蛇穴学長が本年度入学生一千三百八十一人（学部一千二百四十三人、大学院百十八人、別科二十人）の入学を許可した。

　続いて式辞に立ち「教員になるためには、学び続けることが求められる。学びを構造化し、引き出せるようにしておくことが必要」などと話した。

　また、世界には過酷な環境の中でも、必死に通学している子どもたちがいることを挙げ「世界には困難を抱えながらも夢に向かい、切磋琢磨している子どもたちがいることを頭に置き、素直な気持ちで夢の実現に向かって励んでほしい」と呼びかけた。

　来賓祝辞では、道教委の柴田達夫教育長が「大学生活は、社会で自立していくための準備期間」と話したほか、道教委で採用した教員の四割は同大出身者であることを教えた。

　また、教員のやりがいについて、ほとんどの人が「子どもの成長」と答えることを挙げ「教員は〝人間の成長を育む〟という、ＡＩに置き換えることのできない仕事」と語り「チャレンジ精神あふれる大学生活にしてほしい」とエールを送った。

　このあと、新入生代表が「これからは勉学や研究に励み、社会性と創造性、人間的知性を備え、社会貢献できる人間となるよう努力する」と宣誓した。

　式では、同大岩見沢校の管弦楽団や合唱団が演奏・合唱を披露し、後輩を祝福した。

(学校 2018-04-04付)